水晶宮としての世界―資本とグローバル化の哲学のために

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水晶宮としての世界―資本とグローバル化の哲学のために

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  • サイズ 46判/ページ数 512p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791776665
  • NDC分類 134.9
  • Cコード C0010

出版社内容情報

現代ドイツを代表する哲学者の重要著作、待望の邦訳。
資本主義が地球全体を覆い尽くしつつある現在、あたかも世界全体が一つの巨大な「水晶宮」になったかのように、剥き出しの自然の牙は抜かれ、グローバル化の敗者は排除され、勝者は快適な生活を享受している。この天蓋の下で起きている事象を、哲学や文学を縦横無尽に渉猟しつつ、ユーモアたっぷりに饒舌に論じ尽くした壮大な哲学理論。

内容説明

現代ドイツを代表する哲学者の重要著作、待望の邦訳。資本主義が地球全体を覆い尽くしつつある現在、あたかも世界全体が一つの巨大な「水晶宮」になったかのように、剥き出しの自然の牙は抜かれ、グローバル化の敗者は排除され、勝者は快適な生活を享受している。この天蓋の下で起きている事象を、哲学や文学を縦横無尽に渉猟しつつ、皮肉とユーモアをまじえて饒舌に論じ尽くした壮大な哲学理論。

目次

第1部 世界システムの成立(大きな物語について;惑星;地球への帰還;地球儀の時代、世界像の時代;東方に背を向けて―均質空間への進入 ほか)
第2部 巨大な室内(同時世界;第二の居住域;免疫学的転換―薄壁「社会」への途上;信と知―この徴(球体)にて汝、勝つべし
ポストヒステリー ほか)

著者等紹介

スローターダイク,ペーター[スローターダイク,ペーター] [Sloterdijk,Peter]
1947年、ドイツ、カールスルーエ生まれ。ミュンヘン大学で哲学、ドイツ文学を専攻し、ハンブルク大学で学位取得。1983年に『シニカル理性批判』で一躍有名になり、長編小説『魔の木』(1985年)で作家としての力量を示した。1998年から2004年にかけて三部作の大作『球体圏』を発表した。1992年にカールスルーエ造形大学の教授に就任、2001年から2013年まで同大学の学長を務め、2017年、教授職を定年で退職した。この間、ドイツ第二放送(ZDF)で『哲学四重奏』と題する討論番組の司会を務めるなど、積極的に公の場に登場した。2000年代以降、政治や宗教に関連する発言が目立つ。2024年4月から6月にかけて、コレージュ・ド・フランスで「ヨーロッパ、特性のない大陸」と題する連続講義を行っている

高田珠樹[タカダタマキ]
1954年、福井県生まれ。大阪外国語大学ドイツ語学科卒業、京都大学大学院文学研究科哲学専攻博士課程満期退学。大阪外国語大学教授、大阪大学教授を経て、大阪大学名誉教授。『フロイト全集』(岩波書店、2006‐2020年)の編者を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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うつしみ

13
歴史とは、コロンブスの新大陸「発見」に始まるヨーロッパ人の一方的な行動様式の記述であり、1945年に世界システムの完成を以て終焉した。1862年の英国万博会場に設置された水晶宮は、それを象徴する建造物である。内部は「安定した豊かさと慢性的な過剰の上に築かれた厚遇と安逸の内部球体圏」であり、実態は貧困の外部に囲まれた排他的人工物である。グローバル化=世界システム形成の歴史を牽引したのは、ある種の自己陶酔、自他を巻き込む狂信的主体性であった。米国は現代もそうした精神を受け継ぐ者たちの土地であり続けている。2024/10/31

毒モナカジャンボ

0
球体より海賊についての話の方がイキイキしている。『宇宙船地球号操縦マニュアル』、『ONE PIECE』に引き続く海賊の思想書。2025/01/27

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