終わるまではすべてが永遠―崩壊を巡るいくつかの欠片

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  • サイズ 46判/ページ数 322p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784791776597
  • NDC分類 304
  • Cコード C0010

出版社内容情報

何者かになることを強いられる時代に
生産性という計量可能な尺度によって物事が計られる世界で、私たちは疲弊し、無能感に取り憑かれているようだ。生まれてこないほうがよかったと嘆き、ここではないどこかへ脱出したいと願うとき、どこへ向かうことができるのか。加速に抗い、生に抗いながら生きる筆者が、政治・文化・思想を経巡りながら自由に紡ぎだす未来像。

内容説明

何者かになることを強いられる時代に。生産性という計量可能な尺度によって物事が計られる世界で、私たちは疲弊し、無能感に取り憑かれているようだ。生まれてこないほうがよかったと嘆き、ここではないどこかへ脱出したいと願うとき、どこへ向かうことができるのか。加速に抗い、生に抗いながら生きる筆者が、政治・文化・思想を経巡りながら自由に紡ぎだす未来像。

目次

1 加速する世界の憂鬱(気をつけろ、外は砂漠が広がっている マーク・フィッシャー私論;魔女、ダンス、抵抗 現代魔女とクラブカルチャーの交差点;終わるまではすべてが永遠 永劫回帰と無為;「社会正義」に対する逆張りの系譜 イーロン・マスク、ピーター・ティール、ジョーダン・ピーターソン)
2 生まれてこないほうがよかった―ではどこへ?(さようなら、いままで夢をありがとう “名前のない特性”を巡って;生に抗って生きること 断章と覚書;この世界、そして意識 反出生主義のユートピア(?)へ
男たちの営みを巡るいくつかの雑多な引用)
3 現実としてのここではないどこか(ダークの系譜 ヨーロッパ新右翼から暗黒啓蒙へ;一九八四年のメタバース;Qアノン、代替現実、ゲーミフィケーショ間ン;加速に抗う音楽たち リヴァーブが木霊するYouTubeの亡霊空間;未来のユートピア的ノスタルジー的遠方 ヴェイパーウェイヴは代替現実の夢を視る)

著者等紹介

木澤佐登志[キザワサトシ]
1988年生まれ。文筆家。インターネット文化、思想など複数の領域に跨った執筆活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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塩崎ツトム

24
鬱病が世界をより一層クリアに、そして情け容赦なく見ているとして、イーロン・マスクやピーター・ティール、ジェフ・ベゾスが見ているものはなんなのか?加速主義的億万長者は権威主義・エリート主義が失われたことで社会の進歩が遅滞し、然るに人類は火星に進出していないのだとうそぶくが、この宇宙進出の意志にも、彼らのレトロフューチャー、こなかった未来に対する「ノスタルジー」があるんじゃなかろうか。社会も永劫回帰するなら、人類はノスタルジアから逃れられないのか?世界線の移行の一種か?オルタナティブへの加速……。2024/10/30

garth

6
哲学オタクなところが出てきてしまってなあ……「加速に抗う音楽たち」の章はおもしろかったよ。2025/05/14

Pustota

5
資本主義リアリズム、親密性のディストピアなど、今の行き詰まりと行きづらさ。その外部を目指す、あるものはささやかな、あるものは大胆な試みの数々。読んでいると、当たり前と思っている世界や生き方のおかしさや、イレギュラーに見えたりおかしいと感じる主張の中にある論理が見えてきて刺激的だった。様々な媒体に掲載された文章は、タイトルにもある通り「欠片」たちのようだが、最後のまとめでそれら全てに通じる部分が見えてくるように感じた。2024/12/29

Y.T.

5
本書全体の通奏低音にあるのは、「外部に到達するための手がかりはどこにあるのか」という問題意識。 著者が注目するのは「壊れ」。世界の調和が意図せず壊れてしまっているという、ほころび/バグ/幽霊が到来することが、外部とのコミュニケーションの立ち現われの契機足りえるという希望。折しも世界の蝶番が壊れて久しいので、とてもアクチュアルな感覚かもしれない。2024/11/17

n_kurita

3
木澤さんの本の中でも面白く読めた。やはりマーク・フィッシャーとは切っても切れない仲(?)なんだな。しかし今回の書きっぷりはかなりノッてるというか、初っ端から飛ばしてるなーと感じた。p.33「資本主義時代のアシッド・コミュニズム。それはこの現実という絶望と悪夢を、すなわちバットトリップを共有する人々の連帯であるのかもしれない。」というように。一時が万事この調子なので楽しい。しかひ思想やカルチャーへの造詣が深いというか、守備範囲が広いな…2024/12/19

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