出版社内容情報
スピノザとともに、人間が消える。
モノとその真理だけが残る。
われわれを魅惑するとともに恐怖へと陥れるスピノザの思想。
その核心に迫るとともに、哲学者たちとの交差を描き出す。
全集の編者を務めるスピノザ研究の泰斗による集大成。
内容説明
スピノザとともに、人間が消える。モノとその真理だけが残る。われわれを魅惑するとともに恐怖へと陥れるスピノザの思想。その核心に迫るとともに、哲学者たちとの交差を鮮やかに描き出す。スピノザ研究の泰斗による集大成。
目次
1 スピノザ哲学の核心へ(スピノザと真理;『エチカ』は定義で始まる;現実性と必然性;永遠の相のもとに;“ある”のすべて;二つの「あたかも」;自然権と自然の権利)
2 哲学史を通過するスピノザ(近現代哲学の虚軸スピノザ;現実性をめぐって―ライプニッツとスピノザ(1)
スピノザという崖っぷち―ライプニッツとスピノザ(2)
一九世紀フランス社会主義におけるスピノザの不在
シモーヌ・ヴェイユとスピノザ、酷薄の哲学のために
ラカンにおけるスピノザのプレゼンス
マルチチュードの転覆性について―ネグリとスピノザ)
著者等紹介
上野修[ウエノオサム]
1951年、京都府生まれ。国際基督教大学教養学部卒業、大阪大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。専門は哲学・哲学史。山口大学人文学部教授、大阪大学大学院文学研究科教授を経て、大阪大学名誉教授。『スピノザ全集』(岩波書店、2022年―)の編者を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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KJ
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読書の鬼-ヤンマ
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