暗黒の形而上学―触れられない世界の哲学

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暗黒の形而上学―触れられない世界の哲学

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784791776405
  • NDC分類 111
  • Cコード C0010

出版社内容情報

私たちは世界の5%も理解できない
この世界にはわかるものよりわからないもののほうが多く、触れられるものより触れられないもののほうが圧倒的に多い。ホワイトヘッド、ハーマン、メイヤスー、ラトゥール、マラブー……最前線の思想を補助線に、闇に包まれた世界のなかで生きる私たちのために描き出される現代形而上学。

内容説明

私たちは世界の5%も理解できない。この世界にはわかるものよりわからないもののほうが多く、触れられるものより触れられないもののほうが圧倒的に多い。ホワイトヘッド、ハーマン、メイヤスー、ラトゥール、マラブー…最前線の思想を補助線に、闇に包まれた世界のなかで生きる私たちのために描き出される現代形而上学。

目次

プロローグ 世界は触れられなさで満ちている
第1章 関係の糸を引き裂き、自由な存在を撤き散らせ
第2章 ホワイトヘッド哲学最速入門
第3章 ようこそ!狂気の怪奇オブジェクト空間へ―ハーマン入門
第4章 関係と無関係、あるいは美と崇高―ホワイトヘッドとハーマンの形而上学
第5章 思弁的実在論は闇を光に転化させてしまう―ベンスーザン『指標主義』のブックガイド
第6章 哲学はなぜ世界の崩壊の快楽を探究してしまうのか―パンデミックから破壊の形而上学へ
第7章 非ネットワーク的外部へ―ラトゥール、ホワイトヘッド、ハーマンから、破壊の形而上学へ
第8章 ディグ的、あるいはスイングバイ的読解
第9章 闇堕ちの哲学―怒りのダークサイド試論
第10章 変身から異世界転生へ―カフカ、ドゥルーズ+ガタリ、マラブー、メイヤスーをめぐって
エピローグ 破壊の形而上学、略してMODの全面的展開へ向けて

著者等紹介

飯盛元章[イイモリモトアキ]
1981年埼玉県生まれ。早稲田大学卒業、中央大学大学院文学研究科哲学専攻博士後期課程修了。博士(哲学)。現在、中央大学兼任講師。ホワイトヘッド、ハーマン、メイヤスーなどを中心に現代形而上学を研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kthyk

18
かっての都市と建築が持っていた「意味」ある世界は消え、現代建築は「関係」と「環境」だけで語られる世界になってしまった。「建築の解体」、「反オブジェクト指向」の建築はカタチのない「相関主義」に支配されるシュミレーションとネットワーク、ペーパーレスの世界から生み出されている。かっての「オブジェクト」としての建築は、消えるどころか批判の対象とさえなってしまった。「暗黒の形而上学」の著者はそんな現代の芸術そして建築に対し「オブジェクト指向哲学」を、ホワイトヘッドとグレアム・ハーマンの形而上学的美学を紹介している。2025/04/30

内島菫

9
私は以前からマンガ批評的なものを通して、マンガ批評だけではないようなものをもやもやと考えていたが、本書はまさしく私にスイングバイさせてくれるような惑星だ。例えば、まどの一哉のマンガで私が見出した「似非伏線」という概念。それは通常の伏線と違って回収されない伏線であり、だからこそドローン的・回収的な視点で世界を見ることなくベンスーザンのいう立ち位置からの視座が立ち現れ、わからなさに裏打ちされたワクワク感が際立つことにつながる。また、60年代から70年代あたりの『月刊漫画ガロ』に掲載された新人作品を通して得た2024/05/31

雪駄

4
思弁的実在論のイメージが掴める本かもしれない。哲学関連本を読んでるとメイヤスーとかハーマンとかマルクス・ガブリエルとかが出てくる。その辺りになると全然何言ってるか分からなくなるのだが、その辺の最近の潮流が少しわかるのかも。ただこの一冊でわかったようになるのは正しくない。それこそ暗黒への向き合い方として敬意に欠けるので、もっと勉強するべき。あとがきがめちゃおもろい。2024/06/03

すべての

3
メイヤスー的に全てが変わり得るかも知れないと言ったところで、言語的な対象を取り上げて「そうでないこともある」と言ってみせることが出来るのみであろう。本書の例に出されるのがまさに「なろう系小説のような世界形式の変化」というのは、案の定に陳腐な想像力だ。個人的に、メイヤスーは哲学者というよりも偽預言者の系列にでも加えられるべき人物であろうと感じられた。ハーマンの哲学には芸術に新しい仕方で触れる可能性が感じられた。2024/05/05

らむだ

2
Sd.2025/02/06

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