出版社内容情報
「空飛ぶ悪魔」と呼ばれた鳥をめぐる物語
1833年、チャールズ・ダーウィンはフォークランド諸島で出会った鳥に驚かされた。人間を恐れず、好奇心旺盛で、いたずら好き。南の果ての離島になぜこんな魅力的な鳥がいるのか。その名はフォークランドカラカラ。それから200年――この鳥に魅せられた著者はカラカラをめぐる果てしない冒険へ。ティエラ・デル・フエゴの海岸からガイアナの熱帯林をめぐる「空飛ぶ悪魔」とも呼ばれたフォークランドカラカラの魅力と発見にあふれた物語がいまはじまる。
内容説明
ダーウィンを驚愕させた、世界でいちばん賢い鳥とは…。人間を恐れず、好奇心旺盛で、いたずら好き。そんな魅力にあふれた鳥が南の果ての離島にいる。その名はフォークランドカラカラ。南米はティエラ・デル・フエゴの海岸からガイアナの熱帯林へ、この鳥に魅せられた著者はカラカラをめぐる魅力と発見にあふれた旅へ出発する。愛すべき鳥をめぐる壮大な冒険の記録。
目次
第1部 空飛ぶ悪魔(未解決の疑問;ジョニー・ルーク;調教途中のタカ;ナチュラリストの誕生;世界でいちばん賢い鳥;ペンギン王の庭)
第2部 はるか昔、遠いどこかで(恐竜の後継者;一族の秘密;カラスのいない大陸;巨人たちの島)
第3部 緑の館(ブッシュ・アーンティーマン;膜翅目の夢;ロスト・ワールド;あの魚は甘い;滝の上)
第4部 空と海のあいだ(グアダルーペカラカラの最期;マンコ・カパックの謎のハヤブサ;見知らぬ街での新生活;地の果て)
エピローグ メキシコの鷲の帰還
著者等紹介
マイバーグ,ジョナサン[マイバーグ,ジョナサン] [Meiburg,Jonathan]
1976年アメリカ・ボルチモア生まれ。鳥類学者、冒険家であり、バンド「Shearwater(シアウォーター)」のボーカルとしても有名。サウス大学を卒業後、トーマス・J・ワトソン奨学金を得て、遠隔地の人間社会における日常生活を研究した。フォークランド諸島、ティエラ・デル・フエゴ、オーストラリアのアボリジニ入植地コワニャマ、ニュージーランドのチャタム諸島、カナダのバフィン島のイヌイット入植地キミルトなど多様な場所で1年間を過ごした後、テキサス大学オースティン校大学院に進学し、フォークランドカラカラの進化史に関する研究で地理学の修士号を取得。科学、自然、音楽に関する記事を「The Believer」「Talkhouse」「The Appendix」に掲載。本書が初の単著
的場知之[マトバトモユキ]
1985年大阪府生まれ。翻訳家。東京大学教養学部卒業。同大学院総合文化研究科修士課程修了、同博士課程中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takao
黒胡麻