出版社内容情報
内容説明
思いをうまく言葉にできないほうが、当然なのだ。本当なのだ。どうしても理路整然とは話せない知人、酔うと後悔ばかり話し出す友だち、洗面台で流されかけている小虫、授業中に夫の死を語りつづける先生…。弱いものたちのなかにこそ、陰影のある物語は生まれてくる。『絶望名人カフカの人生論』で知られる文学紹介者による、初のエッセイ集。
目次
言葉にできない思いがありますか?
世の中こんなものとあきらめられますか?
思いがけないことは好きですか?
別の道を選んだことがありますか?
あなただけの生きにくさがありますか?
現実がすべてですか?
著者等紹介
頭木弘樹[カシラギヒロキ]
文学紹介者。大学3年の20歳のときに難病(潰瘍性大腸炎)にかかり、13年間の闘病生活を送る。そのときにカフカの言葉が救いになった経験から『絶望名人カフカの人生論』(飛鳥新社/新潮文庫)を編訳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
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