口の立つやつが勝つってことでいいのか

個数:
  • ポイントキャンペーン

口の立つやつが勝つってことでいいのか

  • 頭木 弘樹【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 青土社(2024/02発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 36pt
  • ウェブストアに10冊在庫がございます。(2024年04月28日 22時42分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784791775996
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

思いをうまく言葉にできないほうが、当然なのだ。本当なのだ。
どうしても理路整然とは話せない知人、酔うと後悔ばかり話し出す友人、洗面台で流されかけている小虫、授業中に夫の死を語りつづける先生……。弱いものたちのなかにこそ、陰影のある物語は生まれてくる。『絶望名人カフカの人生論』で知られる文学紹介者による、初のエッセイ集。

内容説明

思いをうまく言葉にできないほうが、当然なのだ。本当なのだ。どうしても理路整然とは話せない知人、酔うと後悔ばかり話し出す友だち、洗面台で流されかけている小虫、授業中に夫の死を語りつづける先生…。弱いものたちのなかにこそ、陰影のある物語は生まれてくる。『絶望名人カフカの人生論』で知られる文学紹介者による、初のエッセイ集。

目次

言葉にできない思いがありますか?
世の中こんなものとあきらめられますか?
思いがけないことは好きですか?
別の道を選んだことがありますか?
あなただけの生きにくさがありますか?
現実がすべてですか?

著者等紹介

頭木弘樹[カシラギヒロキ]
文学紹介者。大学3年の20歳のときに難病(潰瘍性大腸炎)にかかり、13年間の闘病生活を送る。そのときにカフカの言葉が救いになった経験から『絶望名人カフカの人生論』(飛鳥新社/新潮文庫)を編訳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆきらぱ

31
楽しみにしていたエッセイ集。タイトルがまず良い。いつも頭木さんの文章を読んではその視点の驚くほどフェアなところに痺れていた。それは二十歳の時に始まったという闘病生活から得たものなのかなと思ったりもしたが、今回小学校の間に7回も転校しその度にキャラが変わったことと、小六の時の不思議な不思議な担任の先生のエピソードとそれを受け入れていたことを知りこの視野の広さは元々の素質なのだと感じた。私は最後の章の「誰かの恩人ではないか」が特に好きです。ストレンジャーに救われるのは人生の彩りだと思うので。2024/02/27

阿部義彦

28
ちくま文庫の『トラウマ文学館』の編者として知った頭木弘樹さんが、大好きな人文書の出版社青土社(ユリイカ)からエッセイ集を出しました。これが、言葉や会話に対する信頼感を根底から覆す体験を語られていて、この世の見方まで揺るがせられる快著です。思いがそのまま言葉として出てくると思っている素朴な人はまだまだです。言葉で信頼を取り戻せるか?それよりも自然と助け合い、それが当たり前で感謝の言葉などそもそも必要の無い共同体に過ごしてその夢見心地な体験に著者は打ちのめされます。言葉程うらはらな物も無い!と言葉で綴る。2024/03/23

ryohjin

21
若い頃から難病を患った著者の文章は弱者の立場に視点を合わせています。「口の立つやつが勝つ」「能力で人を判断する」...世の中では当たり前ととらえられていることを見つめ直し、角度をかえた考え方を語りかけてくれます。それは声高になることなく、おだやかにむしろ控えめに語られていますが、じんわりと心に落ちてきて共感を覚えました。カフカをはじめとして、文学作品の紹介もあり、楽しみながら読了しました。やわらかい感性にあふれ、やわらかい気持ちになれる本だと思います。2024/03/26

昭和っ子

20
口の立つ子供だったという著者。人とのケンカでも、間に入った先生に自分の言い分を主張し、口ごもる相手をやり込めつつ、口が立つ方が勝つだけの理不尽さを申し訳なく思っていたとか。そんな彼が二十歳で難病に罹患し「言語化できない、どう説明しても人にはなかなかわかってもらえないことを、山ほど経験することとなった」その視点からのお話に、励まされて落ち着いた気持ちになれた。牛乳瓶でキスの練習。知らないうちに誰かの恩人になっているかもしれない。もし病気が完治したら、病気のままの自分を思って泣くだろう。読めて良かった。2024/04/13

読書一郎

13
「暴力はいけない」じゃあ「口が立つやつが勝つってことでいいのか」。「やらないで後悔するよりはやってみるべきだ」でも「後悔するのも豊かな生き方ではないか」…言葉にならない感覚を、繊細な手つきですくいあげたエッセイ集です。声高に主張するのではなく、世界にあふれる暴力性を片隅でやり過ごすような、著者の静かなまなざしが光ります。2024/04/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21738634
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。