なぜ私たちは燃え尽きてしまうのか―バーンアウト文化を終わらせるためにできること

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なぜ私たちは燃え尽きてしまうのか―バーンアウト文化を終わらせるためにできること

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  • サイズ 46判/ページ数 360p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784791775910
  • NDC分類 366.94
  • Cコード C0010

出版社内容情報

バーンアウト文化への処方箋
「燃え尽き(バーンアウト)症候群」は仕事への不満やストレスを語るときの用語として流通しているが、その意味は正確に理解されておらず、激務の疲労や仕事への絶望に苦しむ労働者の役に立っていない。本書は、大学教授の仕事に燃え尽き、寿司職人やコインパーク管理人として生計を立てていた異色の経歴を持つ著者が、なぜ過酷な仕事に高い理想を持つのかを歴史的・心理学的に分析し、燃え尽きを解決できた個人やコミュニティーを明らかにする。

内容説明

「燃え尽き症候群」はストレスや仕事への不満を語るときの言葉として流通しているが、その意味は正確に定義されておらず、激務の疲労や仕事に絶望した労働者の役には立っていない。本書は「ノーを言えるようになる」ことや「瞑想する」ことの無意味性を明らかにしながら、仕事が今や私たちの価値観とアイデンティティを象徴するものになってしまっていることを指摘し、そこから逃れるための道を提示する。燃え尽きて大学教授の職を辞すことになった著者によるバーンアウト文化への処方箋。

目次

第1部 バーンアウト文化(誰もがバーンアウトしているのに、誰もバーンアウトの実態を知らない;バーンアウト―最初の二〇〇〇年;バーンアウト・スペクトラム;バーンアウトの時代、労働環境はいかに悪化したか;仕事の聖人と仕事の殉教者―私たちの理想の問題点)
第2部 カウンターカルチャー(すべてを手に入れることはできる―新たな「良い人生」像;ベネディクト会は仕事という悪霊をどのように手なづけたのか;さまざまなバーンアウト対策)
終わりに ポスト・パンデミックの世界における非エッセンシャルワーク

著者等紹介

マレシック,ジョナサン[マレシック,ジョナサン] [Malesic,Jonathan]
エッセイスト、ジャーナリスト。大学教授の職を燃え尽き症候群で失った経験を、自らの専門でもある神学などの視点から分析を続ける

吉嶺英美[ヨシミネヒデミ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

owlsoul

12
私たちは労働の中に自らの価値を見いだそうとする。現代の労働者は賃金のみならず、社会的意義や自己成長、それらを基礎とした自尊心の充足までを労働に求めている。しかし、市場経済において私たちの理想は裏切られ、尊厳を失ったと感じた人々は労働への意欲を失ってしまう。バーンアウト(燃え尽き)と呼ばれるこの現象は、市場速度の加速やサービス業の増加によって爆発的に拡がっている。しかし、著者が言うように、神経衰弱やメランコリーの歴史までを含めれば、私たちは同じような現象について2000年以上もの間、悩み続けていることになる2024/04/06

takao

4
ふむ2024/04/25

yyhhyy

4
昔の人も悩んでたよねと延々と哲学者が語る本。読み手を選ぶ。2024/01/27

つっきーよ

3
バーンアウトは、頑張り過ぎとは違い、理想と現実のギャップから生じる。そのため、休養や気分転換をしても解消されない。逆に仕事が過酷でも理想通りの仕事ができていれば、バーンアウトは起きない。けれど、仕事自体が自己実現の場になった事で理想が高くなり、また、その一方で労働環境が悪くなっているので、理想と現実のギャップが大きくなっている。現代社会では、バーンアウトが起きやすい社会になっており、自分自身と仕事を切り離す事を提唱している。仕事で人の価値は決まらず、人間の尊厳は仕事とは関係なく当たり前に存在する。2024/02/26

ミ酉

2
いわゆる燃え尽き症候群についての本。バーンアウトは仕事に理想を求める人ほどなりやすい傾向がある。また、個人に責任があるのではなく、仕事を重視し、仕事自体に意義があるかのように思わせる現代社会、文化に原因があるとのこと。 私も仕事を単なるライスワークではなく捉える傾向があった。おそらく少年時代に読んだ灰谷健次郎の天の瞳の一節、「仕事を通して愛は無限に広がる」が私の仕事に対する価値観へ大きな影響を与えている。しかし、社会に出て十数年、中年となったいまも、自分の愛が無限に広がっていくような印象はない。2024/04/06

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