書評家人生

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書評家人生

  • 鹿島 茂【著】
  • 価格 ¥3,960(本体¥3,600)
  • 青土社(2023/08発売)
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  • サイズ A5判/ページ数 640p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791775750
  • NDC分類 019
  • Cコード C0095

出版社内容情報

原稿用紙3枚半から浮かび上がる、一冊の本、一人の人生
旺盛な好奇心にもとづく幅広い選書と、本の隠れた可能性を引き出す手腕とで、読書家のあいだで根強い支持を集める書評家・鹿島茂。
当代随一の書評家は、なぜ書評を書き続け、いかにして書評家となったのか。
約15年分の書評から一人の「知的飢餓者」の肖像が浮かび上がる。鹿島書評の集大成。

内容説明

当代随一の書評家は、いかにして書評家となったのか―。一人の「知的飢餓者」の肖像が浮かび上がる、鹿島書評の集大成。

目次

現代史のターニング・ポイントを再考―藤原書店編集部編『二・二六事件とは何だったのか』
Y染色体の危うい未来 ブライアン・サイクス『アダムの呪い』
「清潔」な男との交流と侠気―百瀬博教『裕次郎時代』
あぶり出された背後の思惑―毎日新聞「靖国」取材班『靖国戦後秘史』
それはブルジョワの自己嫌悪だった―フランソワ・フュレ『幻想の過去』
日中の認識のズレを暴き出す―加藤陽子『満州事変から日中戦争へ』
日本版の実録“人間喜劇”―田中森一『反転』
歴史を単純化する「定説」を解体―筒井清忠『昭和十年代の陸軍と政治』
民俗学は来歴の否定から始まった―大塚英志『「捨て子」たちの民俗学』
今年の三冊
経験の仕方、方法論を教えるものこそ―山崎正和『文明としての教育』
前衛芸術家の「交差点」に位置して―マン・レイ『マン・レイ自伝』
バルザック世界へのもう一つの入口―オノレ・ド・バルザック『バルザック幻想・怪奇小説選集』全五巻
批判一辺倒の社会への警鐘―内田樹『ひとりでは生きられないのも芸のうち』
愛情の欠如が生んだ過剰防衛―三浦雅史『漱石』
真の「道徳家」の実像に迫る―佐野眞一『甘粕正彦 乱心の曠野』
知られざる「最も優れた敗者」の素顔―ジャン=クリスチャン・プティフィス『ルイ十六世』上・下
絵画から広がるプルースト世界―吉川一義『プルーストと絵画』
驚くべき赤裸々な日記の数々―青木正美『自己中心の文学』
イスラーム圏も近代化に向かう―エマニュエル・トッド、ユセフ・クルバージュ『文明の接近』
精神分析で読む性の歴史―G・R・テイラー『歴史におけるエロス』
二つの言語がはぐくんだ詩人の相貌―石井洋二郎『ロートレアモン 越境と負造』
今年の三冊

著者等紹介

鹿島茂[カシマシゲル]
1949年、神奈川県横浜市生まれ。作家、フランス文学者。明治大学名誉教授。専門は19世紀フランス文学。『馬車が買いたい!』(白水社)でサントリー学芸賞、『子供より古書が大事と思いたい』(青土社)で講談社エッセイ賞、『愛書狂』(角川春樹事務所)でゲスナー賞、『職業別パリ風俗』(白水社)で読売文学賞、『成功する読書日記』(文藝春秋)で毎日書評賞を受賞。その他、著書多数。書評アーカイブサイト「ALL REVIEW」主宰。2022年、神保町すずらん通りに共同書店「PASSAGE」を開店(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

岡本正行

90
 新聞に掲載されいる書評、読むには読むが、真剣に読むことは少ない。新聞自体も、同じ。話半分って感じ。そういう姿勢ではあった。しかし、この書評をまつめた本を読むと、その本の概要が、評者自身の教養や考えを踏まえて書かれたもので、しかも、良くまとめられ、読む者に、その本を読んだかの印象され与える。半面怖い存在ではある。読まないのに読んだ気にさせる。いわばネタバレか、本を読むという行為、そのものにも影響する。本の対象に興味を持たせる意味合いでも優れた本だ。2023/12/14

緋莢

15
図書館本。<書評というのは、コスト(タイム)・パフォーマンスが最悪の「労役」>故に物書き業界にデビューしたての新人か、出版社からの注文がほとんど入らなくなった 物書き人生において最後に回ってくる仕事、しかし、キャリアの中で書評を引き受け続けてきたが、実は本位ではなかった等、〝書評”というものについて、著者がどのように定義しているか、関わってきたかが「まえがき」で書かれていて、興味深かったです(続く 2024/04/07

Hiro

3
さすが書評の奥義を極めた著者の円熟の書評集だ。大部な本で結構専門書学術書の紹介も多いのに意外と面白く飽きずに読めたのは、話の要点や面白さを手際良くかいつまんでしかも分かりやすく説き明かす著者の力量による。様々な本を手に取ってその本の中身は勿論、さらに歴史や政治や思想などの学問の動向や社会の風潮まできれいに教えてくれる。著者は大変有難い先生だ。これからも末長く読んでいきたい。それにしても本書をはじめ次々と分厚い本を毎年出しておられる著者の能力と体力、人間力、とても人間業とは思えないのだが。2024/02/20

ターさん

0
鹿島氏の書評規則「①最初のページから最後のページまで飛ばし読みせずに、注を含めて一冊読んだうえで書評する」当然といえば当然のルールだろう。書評を書く身ではないが、読書を嗜む者として襟を正したい。それにしても、読みに読んだり!これだけの量を読み、書評にまとめていく。氏曰く「書評は、脳髄のウェイト・トレーニング、知力のジョギンング」、正しくアスリートである。触発されて読みたい本は数多いが、この先『失われた時を求めて』の再読、スクリーチ『ラブレー笑いと叡智のルネサンス』の完読が必要なことに気づく。人生は短し。2024/05/26

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