出版社内容情報
いかにして始まり、なぜ終わらないのか。ドーピング研究の決定版。
オリンピックをはじめとするスポーツの国際大会のたびに話題となるドーピング。フェアプレーの精神に反する行為とされ、選手の身体への負担も問題視されている。ドーピングはいかに始まり、なぜ現代でも終わらないのか。政治的思惑、社会的背景とどのように絡み合っているのか。終わらせるためには、どのような指針を取ればいいのか。
20世紀初頭から現在まで、多くの事例に触れドーピングの歴史と発展を明らかにする。
内容説明
ドーピングの歴史は近代スポーツの誕生とともに始まった。オリンピックでの「死亡事故」、ステロイドの流行、有名選手の醜聞、国家ぐるみのドーピング―。しかしドーピングにつきまとうスキャンダラスなイメージは、世界アンチ・ドーピング機構の独占的な権力やアスリートの置かれた窮状を覆い隠している。現行の防止策の限界を指摘し、センセーショナルに語られてきた逸話を丹念に洗い直す。ドーピング史の決定版。
目次
第1章 近代スポーツにおけるドーピングとアンチ・ドーピングの起源
第2章 覚醒剤とステロイド
第3章 ドーピング検査の始まり
第4章 ドーピング、流行病となる
第5章 無邪気な時代の終わり
第6章 スキャンダルに立ち向かう
第7章 新たなアプローチ
第8章 問題と提言
著者等紹介
ヘニング,エイプリル[ヘニング,エイプリル] [Henning,April]
スコットランド、スターリング大学講師。専門はスポーツ科学
ディメオ,ポール[ディメオ,ポール] [Dimeo,Paul]
スコットランド、スターリング大学准教授。専門はスポーツ科学(特にアンチドーピング)
児島修[コジマオサム]
英日翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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田中峰和
Humbaba
五月雨ザバレタ
takao
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- 和書
- 司書教諭という仕事