出版社内容情報
いまから二三〇〇年前、前人未到の海へ旅した一人の伝説的人物がいた--
紀元前四世紀、地中海世界にとっては未踏の地ともいえる北の海に乗り出したひとりのギリシャ人がいた。その名はピュテアス。すでに失われてしまった彼の航海記は、ストラボンやエラトステネスに資料として使われ、プリニウスにも影響を与えたと言われる。この偉大な冒険者は、なぜ危険な旅に出かけたのか。英国考古学界の権威が、当時の世界観や社会背景なども丁寧に解きほぐしながら、大冒険の謎に迫る。
内容説明
紀元前四世紀、地中海世界にとっては未踏の地ともいえる北の海に乗り出したひとりのギリシャ人がいた。その名はピュテアス。すでに失われてしまった彼の航海記は、ストラボンやエラトステネスに資料として使われ、プリニウスにも影響を与えたと言われる。この偉大な冒険者は、なぜ危険な旅に出かけたのか。英国考古学界の権威が、当時の世界観や社会背景なども丁寧に解きほぐしながら、大冒険の謎に迫る。
目次
第1章 マッサリアの人ピュテアス
第2章 われらの海の彼方の世界
第3章 地中海からの脱出
第4章 錫の魅惑
第5章 プレタニの島
第6章 極北の島
第7章 琥珀の魔力
第8章 忘却へ
著者等紹介
カンリフ,バリー[カンリフ,バリー] [Cunliffe,Barry]
オックスフォード大学ヨーロッパ考古学教授
小林政子[コバヤシマサコ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。