出版社内容情報
「生まれてこないほうが良かった」と言われたとき、 あなたは何を語ることができるだろうか
反出生主義はほんとうに自殺を導かないのか? 加害者であることは引き受けられるのか? 日本語で哲学することは可能か? 対話によって開かれる哲学とはどういうものか?――戸谷洋志、小松原織香、山口尚、永井玲衣とともに、生きることの深淵を覗き込む。現代における重要テーマをめぐって重ねてきた言葉たちを結晶化した対談集。
内容説明
「生まれてこないほうが良かった」と言われたとき、あなたは何を語ることができるだろうか。反出生主義はほんとうに自殺を導かないのか?加害者であることは引き受けられるのか?日本語で哲学することは可能か?対話によって開かれる哲学とはどういうものか?―気鋭の論者とともに、生きることの深淵を覗き込む。現代における重要テーマをめぐって重ねてきた言葉たちを結晶化した対談集。
目次
第1章 生きることの意味を問う哲学×戸谷洋志(反出生主義とは何か;「生まれてこないほうが良かったのか」という問いの意味;生まれてくることは誰にとって良い/悪いのか;出生の肯定/否定を超えて―絶滅のまえに)
第2章 “血塗られた”場所からの言葉と思考×小松原織香(被害者と加害者―それぞれの生のリアリティ;赦しをめぐる(結論のない)問い
「単独者」としての加害者―石原吉郎を読む
学術と「私」のはざまで)
第3章 日本的なるものを超えた未来の哲学×山口尚(大森哲学との出会い;見透し線のその先;ロボットの意識とことだま論;自由意志と重ね描き
著者等紹介
森岡正博[モリオカマサヒロ]
1958年高知県生まれ。東京大学助手、国際日本文化研究センター助手、大阪府立大学現代システム科学域教授を経て、早稲田大学人間科学部教授。哲学、倫理学、生命学を中心に、学術書からエッセイまで幅広い執筆活動を行なう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
- 評価
本屋のカガヤの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
noko
バーニング
いかすみ
すばる
Dwight