自由意志対話―自由・責任・報い

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自由意志対話―自由・責任・報い

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  • サイズ 46判/ページ数 400p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784791775255
  • NDC分類 151.2
  • Cコード C0010

出版社内容情報

肯定論者×懐疑論者。自由意志から現実世界を問いなおす。
デネットは自由意志と決定論についての両立論を肯定し、私たちには自由意志があるとはっきり主張する。カルーゾーは決定論と自由意志は両立せず、私たちは自由意志を欠いていると考える。伝統的に対立してきた二つの立場をとるデネットとカルーゾー。異なる立場から、自由意志、そしてそこから派生する責任、賞賛、非難、刑罰の問題までをも縦横無尽に議論する。

内容説明

肯定論者×懐疑論者。自由意志から現実世界を問いなおす。デネットは自由意志と決定論についての両立論を肯定し、私たちには自由意志があるとはっきり主張する。カルーゾーは決定論と自由意志は両立せず、私たちは自由意志を欠いていると考える。伝統的に対立してきた二つの立場をとるデネットとカルーゾー。異なる立場から、自由意志、そしてそこから派生する責任、賞賛、非難、刑罰の問題までをも縦横無尽に議論する。

目次

論戦1 自由意志と道徳的責任を論じ合う
論戦2 もっと深い議論へ―それぞれの立場を支持する論証
論戦3 刑罰・道徳・相応しい報い

著者等紹介

デネット,ダニエル・C.[デネット,ダニエルC.] [Dennett,Daniel C.]
タフツ大学哲学教授、同大学認知科学センター所長

カルーゾー,グレッグ・D.[カルーゾー,グレッグD.] [Caruso,Gregg D.]
マッコリー大学サニー・コーニング・オノラリー哲学教授。アバディーン法学校大学の“応報なき司法ネットワーク”共同責任者も務める

木島泰三[キジマタイゾウ]
1969年生まれ。法政大学大学院人文科学研究科哲学専攻単位取得満期退学。博士(哲学)。現在、法政大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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buuupuuu

14
デネットは、私達の日常的な自由意志の概念を全く健全なものだと考えている。それは生物的・文化的進化を経て生じてきた社会的実践と一体のものであって、混乱した哲学的概念とは別のものである。他方カルーゾーは、日常的な概念と哲学的な概念を同一のものと考えている。したがって哲学的な概念が維持できないとなれば、それに基づく社会的実践にも疑問符がつくことになる。本書では主に自由意志と刑罰の関係について論じられているが、〈相応しさ〉ということでいえば、社会正義に関わるような他の事柄についても話が拡がっていきそうだ。2023/03/12

borisbear

1
この本の主題である自由と責任の概念に関しては、デネットが断然正しいと思う。思考実験や文化相対主義によるカルーゾーの揺さぶりに対するデネットの応答は、少なくとも自分には十分説得的だった。たとえ適用の必要十分条件が明示できなくても、長い歴史(様々なレベルの選択過程による設計)に支えられた強固なコアがある。自由と責任に限らず、人間にとって基本的な概念とはそういうものだと思う。2024/09/29

brzbb

1
両立論(デネット)VSハード非両立論(カルーゾー)の論戦。自由意志があるかないかってだけじゃなくて、自由意志があるという信念が有害な司法システムを支えているというカルーゾーの主張は目から鱗だった。自由意志の信念がなくなればメリトクラシーも自己責任論もなくなるかも。カルーゾーがデネットを論駁していくかたちになっていて、まだ翻訳書が出ていないカルーゾーの主張がひととおり聞けるので大満足。論戦の内容を細部までかみ砕けたわけではないけど、ハード非両立論のほうが魅力的だった。2023/08/04

三月うさぎ(兄)

0
長いので、 https://note.com/march_hare_bro/n/ncaf96f2c9aa12025/03/04

redhotkick

0
自由意思に関して対立する2人の対談。前提とする知識は必要。極端な事例として犯罪が取り上げられているが、自由意思があるかそうでないかはいろんな場面で問題になり得そうだ。こういう前提となっている部分の履き違えが、表面に現れる議論のすれ違いを生みそうだと感じた。今回はいそいで読んでしまったが、次はゆっくり読んでみたい。2023/05/14

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