自己啓発の罠―AIに心を支配されないために

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自己啓発の罠―AIに心を支配されないために

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  • サイズ 46判/ページ数 220p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784791775088
  • NDC分類 159
  • Cコード C0010

出版社内容情報

「自己啓発」とは何か
私たちは自己啓発に夢中だ。自己啓発の文化は、古典、宗教、資本主義などから生まれたが、今日では人工知能、ソーシャルメディア、ビッグデータという新しいテクノロジーが自己啓発の意味を書き換えている。それは数千億規模の産業だが、私たちを決して幸せにしてくれない。むしろそのせいで私たちは落ち着きを失い、不安になり、自暴自棄になっている。本書は自己啓発がなぜこれほどまでに有害になったのかを分析し、自己啓発の罠から抜け出すための新しい自己の概念と社会変革がなぜ必要なのかを具体的に示す。

内容説明

「自己啓発」とはなにか。私たちは自己啓発に夢中だ。自己啓発の文化は、古典、宗教、資本主義などから生まれたが、今日では人工知能、ソーシャルメディア、ビッグデータという新しいテクノロジーが自己啓発の意味を書き換えている。それは数千億円規模の産業だが、私たちを決して幸せにしてくれない。むしろそのせいで私たちは落ち着きを失い、不安になり、自暴自棄になっている。本書は自己啓発がなぜこれほどまでに有害になったのかを分析し、その罠から抜け出すための新しい自己の概念と社会変革がなぜ必要なのかを示す。

目次

1 現象―自己啓発の強制
2 歴史―自己知や完全性を求めた古代の哲学者、聖職者、人文主義者
3 社会―近代の自己執着 ルソーからヒップスター実存主義まで
4 政治経済―ウェルネス資本主義の下での自己馴致と搾取
5 テクノロジー―カテゴリー化、測定、数値化、強化、もしくは、なぜAIは私たちについて私たち自身より知っているのか
6 解決策(第一部)―関係的自己と社会変化
7 解決策(第二部)―私たちについて異なった物語を語るテクノロジー

著者等紹介

クーケルバーク,マーク[クーケルバーク,マーク] [Coeckelbergh,Mark]
ウィーン大学教授(メディア・テクノロジー哲学)

田畑暁生[タバタアケオ]
神戸大学人間発達環境学研究科教授。専攻は社会情報学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かずぼう

21
奥深い本だった。人々は現代の資本主義社会において、生活や労働に疲れ燃え尽きている、それに対して産業側からの答えは『リラックスせよ』かくして『ウエルネス』を消費する消費者として2重に搾取される。2024/10/26

塩崎ツトム

16
自己責任で強者総取りのネオリベラル社会で、ぼくらはナルシシズムの金魚鉢どころか、小瓶に閉じ込められたホムンクルスになってしまったのか? 強欲資本主義社会は金を産むガチョウの細胞として、ぼくらを消費者・生産者として純粋培養しようともくろむが、ぼくらはこの瓶を割って、社会の荒野に還らないといけない。2023/05/08

りぃ

5
「他者との関係および、広い環境の中でのみ、自己は存在し改善することができる」(p103)というあたりまではわかる。その先の、社会への働きかけが必要、新たなテクノロジーが必要、という解決策は現実味がないように思えた。2022/12/19

かいけん

4
自己啓発系での常套句で「他人は変えられない」というのがある。たしかにそれはそうだ。でも「だから自分を変えよう」と言われて実践しようと思うは、自分が自分のことを誰よりもわかっていてコントロールできていると迷うことなく思っているからで、それって傲慢なんじゃないの?という話。 ビンチョル・ハンの『疲労社会』でも語られているように、拡大する新自由主義への適合を「お前ならできる」と言われ続け、できないのを「自己責任」と切り捨てられる社会において、2023/01/23

中将(予備役)

4
古代ギリシア以来根強い自己啓発の思想の系譜と、今日のインターネットによる監視や自己啓発ビジネスの強迫観念との関わり、有害さを分析し、解決策を提言した一冊。自己啓発自体は悪いことではないことや、心理的有害性には同意したいが、「新自由主義」なるものへの批判に持ち込み、一種のより胡散臭い政治的自己啓発に帰着する解決策はただただ不思議に感ずる。2022/12/18

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