出版社内容情報
気鋭の「宗教民族学者」が、世界数多の事例や研究史を渉猟し、人類3大悪食“犬喰い” “土喰い” “人喰い” に肉薄する。
タブー・儀礼・薬効―
私たち人間が築き上げた驚くべき食文化のかたち
人間のおもしろさ、おかしさ、奥深さが凝縮された食と信仰の関係を追求する!
【いかもの-ぐい】
普通は人が食べないようなものをわざと、または好んで食べること。また、その人。あくものぐい。悪食(あくじき)。 ―大辞林
第一章 食をめぐる信仰世界
第二章 犬肉食とそのタブー
第三章 土喰う人々と儀礼性
第四章 カニバリズムを追う
第五章 世界宗教における食
山田仁史[ヤマダヒトシ]
1972年宮城県仙台市生まれ。東北大学文学部卒業、京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程満期退学、ミュンヘン大学ドクター・デア・フィロゾフィー(Dr.phil.)。宗教民俗学・神話学専攻。
現在、東北大学大学院文学部研究科准教授。著書に『首狩の宗教民俗学』(筑摩書房)、共編著に『水・雪・氷のフォークロア』(勉誠出版)、『神の文化史辞典』(白水社)、『アジアの人類学』(春風社)、共訳書にミュラー『比較宗教学の誕生』(国書刊行会)他がある。
内容説明
気鋭の宗教民族学者が人類3大悪食「犬喰い」「土喰い」「人喰い」に肉薄する。人間のおもしろさ、おかしさ、奥深さが凝縮された食と信仰の関係を追求する!
目次
第1章 食をめぐる信仰世界(いかものの旅へようこそ;民族学と食の信仰 ほか)
第2章 犬肉食とそのタブー(犬を食べる?;台湾の「香肉」 ほか)
第3章 土喰う人々と儀礼性(土のフルコース;土食いは悪食か ほか)
第4章 カニバリズムを追う(食人俗の虚実;事例収集と理論形成の開始 ほか)
第5章 世界宗教における食(組織宗教と食の見取図;ユダヤの食規定(コシェル/トレーフ) ほか)
著者等紹介
山田仁史[ヤマダヒトシ]
1972年宮城県仙台市生まれ。東北大学文学部卒業、京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程満期退学、ミュンヘン大学ドクター・デア・フィロゾフィー(Dr.phil.)。宗教民族学・神話学専攻。現在、東北大学大学院文学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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