なぜこれまでからこれからがわかるのか―デイヴィッド・ヒュームと哲学する

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なぜこれまでからこれからがわかるのか―デイヴィッド・ヒュームと哲学する

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784791774982
  • NDC分類 133.3
  • Cコード C0010

出版社内容情報

「すべての自然法則は「これまでこうだった」と言っているにすぎない。そのことからどうして「これからもそうだ」といえるのか? これは極めて根源的な問題提起で、今のところ答えることができた人はいない。この問いを知った瞬間から興味を持った人はもちろん、問いの意味そのものがわからないと思った人も、本書は必読。」――永井均

目次

序章 デイヴィッド・ヒュームと哲学する
第1章 感じることと考えることは何が違うのか?―印象と観念の区別
第2章 経験と思考はどのような関係にあるのか?―印象と観念の関係
第3章 何かが可能であるとはどういうことか?―思考と経験の可能性
第4章 私たちはどのように帰納しているのか?―帰納と因果
第5章 どうして自然の歩みは変わらないのか?―自然の斉一性と一般化の正当性
第6章 どのような帰納がどうして正しいのか?―帰納の認識論
第7章 過去と未来はどのように異なるのか?―経験への的中と帰納の向き
第8章 どうして帰納は外れるのか?―帰納の形而上学

著者等紹介

成田正人[ナリタマサト]
1977年千葉県生まれ。ビュージェットサウンド大学卒業(Bachelor of Arts Honors in Philosophy)。日本大学大学院文学研究科哲学専攻博士後期課程修了。博士(文学)。専門は帰納の問題と未来の時間論。日本大学人文科学研究所研究員を経て、現在、東邦大学と日本大学で非常勤講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

テツ

9
「ありとあらゆる物理法則はこれまでそうだったというだけのことなのに、何故これからもそうだとわかるのか」という問いに幼い頃悩まされたという哲学の某先生を思い出す。ヒュームによる帰納法と懐疑論。過去と未来。ぼくたちに未来のことなどわかる筈がない。それは確実にわからない。なのに何故、わかったような顔をして疑うこともなく生きているのか。ぼく自身はそうした問いがテーマとなったことはないけれど、自身の抱えた疑問についてひたすら思考を積み重ねるヒュームの姿に、哲学の在り方が垣間見えた気がします。2023/03/01

izw

6
ヒュームの哲学、主に『人間本性論』を使って、過去と未来、帰納の問題などについて哲学的な考察を行っている。哲学するということは、細かい差異も見逃さずに、こんなにも繰り返し繰り返しああでもない、こうでもないと考えることなのか、となかばあきれながら読み進めた。使っている言葉は決して難しくはなく、読みにくくもない文章なので、局所的には分かっているつもりになりながら、読むことができるのだが、全体としてどこまで議論が進み、何が確実になったのかが曖昧になる。しかし著者の言いたいことはぼんやりとは見えたかなとは思う。2023/02/25

乱読家 護る会支持!

3
ヒュームが考えていた経験と帰納と未来についていっしょに考える本。 「帰納」とは、直接の経験から、経験を超える何かについて、何かを考えたり信じたりすること。 我々は、実際の経験でない、未来に起こることを考えてしまいます。まだ経験していない未来がどうして私たちにわかるのでしょうか? ついつい、自然科学的に考えてしまう僕ですが(慣性の法則やエネルギー保存の法則等)、自分の中に存在する経験や印象、概念から考えると、、、答えは霞の中に隠れてしまいます。 皆さんにも、ぜひ哲学的体験を楽しんでもらえたらと思います。2023/02/28

代拿邁人☆

2
一、二章はヒュームの分かりやすく且つ的確な入門書として役立つ。後半にかけて難しい、しかも一進一退の議論が続くが、印象/観念の区別から通常の帰納の問題と未来への的中の問題を区別し、未来の形而上学的、超越論的関係にまで及ぶのは凄みがあった。ヒュームに寄り添って行われるため、上手く理解できないところもあったが著者としてはかなり進めたのではないだろうか。2024/07/13

じーも@この度本屋さんとかを開きました

2
はじめの方を読んでおもしろそうだった(著者の考え方が好きだった)ので購入。でも難しくて、途中で断念。読めるようになれたらいいなぁ。2023/09/30

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