そうしないことはありえたか?―自由論入門

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そうしないことはありえたか?―自由論入門

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  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784791774920
  • NDC分類 151.2
  • Cコード C0010

出版社内容情報

自由の哲学の最前線。
「私たちは果たして自由であるのか」。この問いは長年の哲学者たちの悩みのタネで、この二千年来さまざまに議論が繰り広げられ、その論争は今日もなお続いている。
決定論、他行為可能性、フランクファート型事例、自由の源泉性、ヴァンインワーゲンの帰結論証、リバタリアニズム、運、ストローソンの責任理論……。古典的な考え方から最新の議論まで網羅し、自由を考えるためのキーワードやその考え方をていねいに紐解く。入門書にして決定版。

内容説明

「私たちは果たして自由であるのか」。この問いは長年の哲学者たちの悩みのタネで、この二千年来さまざまに議論が繰り広げられ、その論争は今日もなお続いている。決定論、他行為可能性、フランクファート型事例、自由の源泉性、ヴァンインワーゲンの帰結論証、リバタリアニズム、運、ストローソンの責任理論…。古典的な考え方から最新の議論まで網羅し、自由を考えるためのキーワードやその考え方をていねいに紐解く。入門書にして決定版。

目次

序章 なぜ自由を哲学するか?
1 自由の二つのモデル(そうしないことはありえたか?―自由の他行為可能性モデル;自由とは「自らに由る」ことか?―自由の源泉性モデル)
2 自由と決定論の両立可能性(決定論は自由の余地を無くすのか?―帰結論証の検討;私たちは操り人形にすぎないのか?―源泉性モデルへの挑戦;「運」は自由を脅かすか?―リバタリアニズムの検討;「自由なき世界」の可能性―楽観的懐疑論の検討)
3 自由と責任のつながりを再考する(怒りと責任―ストローソンの責任理論;「責任」のレンズを外して自由を探求する)

著者等紹介

高崎将平[タカサキショウヘイ]
1990年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程満期取得退学。現在、早稲田大学講師、國學院大學講師ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

YT

6
決定論と自由意志の両立を図る両立論、それを否定するリバタリアニズムとハード決定論の非両立論の議論を整理しながら、自由を巡る議論を整理していく。 自由意志の有無は責任や倫理だけでなく、愛や人生の意味など幅広い日常に根ざす概念の土台を揺るがすテーマだと思うかこれからもどんどん掘り下げたい。 分析哲学系の議論に慣れてないから頭に入ったかも怪しい、またそのうち本書戻ってくるつもり... そして、最初は自由意志が存在しなかったらどうしようって気持ちだったけど、これをテーマに哲学するの楽しいなぁ。良書だと思います!2024/09/17

しみそー

5
何度か辞書的に使ってはいたのだが、今回初めてじっくり腰を据えて通読した。■何より驚いたのは、その網羅性と可読性である。おそらくは、自由論の前提知識が全くなかったとしても、大部分の議論を追うことはできるだろう。そして、この本を通読した暁には、現在盛んに論じられている自由論の多くの側面についての知識がつくと思われる。その意味で、この本は自由論について日本語で読めるレビューの決定版といえるかもしれない。■あと個人的に好ましいと思ったのは「自由意志論入門」ではなく「自由論入門」という副題がついている点だ。2024/10/04

zunzun

3
自由意志に関する哲学者達による意見、反論をまとめあげた労作。自由意志は人間に自由があるか、そして責任はあるのか?という提題であり、近代の因果的決定論からフランクファーと型事例、自由の源泉性モデル、フランクファートの二階の意欲説、ヴァン・インワーゲンの帰結論証、ムーアの「できる」の非両立論的解釈、ペレブームによる操作論証などは一般人にとっても有用な比較になりうる強力な自由意志を理解する時に使える方法に思える。更に、ケインのリバタリアニズムと懐疑主義、ストローソンの反応的態度、客観的態度などが続く。2025/01/13

brzbb

3
決定論と自由は両立するか、両立論と非両立論とそれぞれに対する反論を網羅的に紹介、検討していく。日本では単著が翻訳されていないような哲学者の考え方も詳しく紹介されていてよかった。同時に読んだ『哲学がわかる 自由意志』のトーマス・ピンクの考えは非因果説なんだな。最終章、自由と責任の関係だけでなく、もし自由がなければ人生の意味や愛といった概念はどうなるのかという論点が興味深かった。それを探求した映画が『TENET』だったんじゃないだろうか。2023/05/11

mstr_kk

3
「自由」と「責任」をめぐる哲学の本です。既存の議論を非常に手際よく整理して示してくれていて、めちゃくちゃ面白かったしわかりやすかったです。SFにも通じるような哲学の面白さを味わえました。すばらしい本でした!2023/02/25

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