出版社内容情報
永井均[ナガイヒトシ]
著・文・その他
内容説明
オリジナリティあふれる思想とユニークな語り口は、軽快なおしゃべりでありつつ重厚な思索の実践でもある。2014年から2021年のツイートから哲学を主題とするものを厳選した、もっとも新しい“研究ノート”。
目次
巻頭インタビュー 永井均にとっての哲学
1 哲学とは何か(純哲学と大衆哲学;解釈の独自性 ほか)
2 哲学的洞察(チェスの冠;両想い・両憎しみ ほか)
3 哲学的所見(浸透しない意識・等質的時間;基準 ほか)
4 哲学の周辺(田島正樹・戸田山和久;ボルケナウ・丸山眞男 ほか)
著者等紹介
永井均[ナガイヒトシ]
1951年生まれ。慶應義塾大学文学部卒業・同大学院文学研究科博士課程単位取得。信州大学人文学部教授、千葉大学文学部教授、日本大学文理学部教授を歴任。専門は哲学・倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ころこ
38
永井のこの手の本は都合5冊目だが、本書も全く興味が持てなかった。永井には発信者の個性が表出される文章を書く才能は無いと判断してしまっているので、どの文章にも共感できない。ではなぜ永井の本を読んでいるのかを考えてみたが、たくさん読んでいる著者の一部には、ある共通点がある。①論理的な段階が他の論者よりも多い。②同じ問題を繰り返している。これに当てはまるのは加藤典洋と大澤真幸と永井だが、この3人のプライベートや嗜好には興味が無い。2023/05/02
れどれ
3
一部の表層的な文言以外は意味内容がきわめて難しく、また元々の文がツイートであることもあって、説明不足というか本質に迫らないから呑み込むに呑み込めない。自分なりに興味が持てる命題だけさらわせていただいた。2023/02/04