エビデンスの社会学―証言の消滅と真理の現在

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エビデンスの社会学―証言の消滅と真理の現在

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  • サイズ 46判/ページ数 393p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791774326
  • NDC分類 361
  • Cコード C0036

出版社内容情報

「動かぬ証拠」が揺らぐとき
近代科学の歴史の中で精度を高め、確かさを増しながらも、絶えず捏造や誤謬に晒されてきた「科学的証拠」。法廷の証言、心霊研究から精密測定や定量化の成立、そして確率・統計に基づく「エビデンス」の出現に至るまで。気鋭の社会学者が、科学と非科学のあいだを揺れる「証拠」の概念史を通じて、近代という時代の輪郭を描きなおす。

内容説明

近代科学の歴史の中で精度を高め、確かさを増しながらも、絶えず捏造や誤謬に晒されてきた「科学的証拠」。法廷の証言、心霊研究から精密測定や定量化の成立、そして確率・統計に基づく「エビデンス」の出現に至るまで。気鋭の社会学者が、科学と非科学のあいだを揺れる「証拠」の概念史を通じて、近代という時代の輪郭を描きなおす。

目次

「言語論的転回」以後
第1部 理論篇(社会構成主義とその射程;システムとしての科学;真理のゲーム;真理の科学化)
第2部 歴史篇(証言と命題のあいだ;実験報告の書法;測定の考古学)
「エビデンス」の時代

著者等紹介

松村一志[マツムラカズシ]
1988年東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻相関社会科学コース博士課程修了。博士(学術)。現在、成城大学文芸学部マスコミュニケーション学科専任講師。専門は社会学・科学論。『エビデンスの社会学―証言の消滅と真理の現在』が初の著書(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ひばりん

15
理論篇と歴史実証編からなる科学論の快著。歴史実証編は、探偵小説ファンも楽しめる内容かもしれない。心霊を巡る科学者の苦闘が今日の科学的証拠観を産んだ。理論篇では、構築主義を整理したり、知識社会学vs言説分析の喧嘩を諌めたり、大忙し。ラトゥールへのジャブも小気味良い。特に挑戦的なのはフーコーの真理論とルーマンの科学システム論を綜合する「中間考察」だろう。セール風にいえば神=真理を中心に無数の天使(証拠の天使、測定の天使etc.)が同心円に並ぶと見るか、ギリシア的な多神論(機能分化)と見るか。年末の読書に◎。2021/12/02

飛燕

2
前半(理論篇)で科学的実在論と反実在論の論点を整理し、実在論(実証主義)から反実在論とみなされやすい社会構成主義の一部には一概に反実在論とは言えない動向があると指摘。それは本当の実在を不可知としつつも、実在が疑いえない局面があることも認め、問いの焦点を実在するか否かではなく、実在の構築過程へとシフトさせている。著者はこの動向を「反-反実在論」と規定する(「『実在しない』とは言えない」)。2022/01/12

takao

1
ふむ2022/05/24

ヒロユキ

0
まぎれもない良書2022/06/24

Ra

0
読書会本⑩。「証拠」の概念史を第Ⅰ部理論編,第Ⅱ部歴史編から解き明かす。理論編では,実在論と反実在論の二分法を乗り越える「反-反実在論」を析出。「真理/虚偽」の二値を扱う特権を有する「科学システム」を論じたルーマンに対し,フーコーは「真理」イメージの「科学」による独占(「真理の科学化」)の過程(科学的真理による非科学的真理の駆逐)を読み解くもの。歴史編では,「科学的証拠」と「法的証拠」の歴史を紐解き,「証言」(「裁判のレトリック」)を基点に両者が切り離されていく「証拠の専門分化」を論証。それは,(続く)2022/04/16

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