魔女狩りの地を訪ねて―あるフェミニストのダークツーリズム

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魔女狩りの地を訪ねて―あるフェミニストのダークツーリズム

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  • サイズ 46判/ページ数 295p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784791774074
  • NDC分類 230.5
  • Cコード C0095

出版社内容情報

ジャンヌ・ダルクはなぜ人気があるのか
フェミニストでもある筆者が、フランスのジャンヌ・ダルクやアイルランドのアリス・キテラゆかりの地から、イタリア・ボローニャのタロットミュージアム、ロンドンのチェルシー薬草園、アメリカのセイラムまで、魔女狩りの歴史を持った土地を訪ね、“魔女”が辿った残酷な運命とその土地の現在を紹介しながら、「魔女狩り」とはなんだったのかを考察する。
装丁:大倉真一郎 装画:ヒグチユウコ

内容説明

フェミニストで魔女でもある筆者が、フランスのジャンヌ・ダルクやアイルランドのアリス・キットラーゆかりの地から、イタリア・ボローニャのタロット美術館、ロンドンのチェルシー薬草園、アメリカのセイラムまで、魔女狩りの歴史を持った土地を訪ね、魔女たちが辿った残酷な運命とその土地の現在を紹介し、「魔女狩り」とは何であったのかを明らかにする。

目次

血のストレゴネリアと性魔術―イタリア フィレンツェ
占いの国―イタリア フィレンツェとボローニャ
聖女と妖術師―イタリア シエナ
リグーリアの夏―イタリア トリオーラとジェノヴァ
とある魔女のヴァティカン・ツアー―ヴァティカン市国
鉄の処女―フランス ルーアン
光の街のネクロマンス―フランス パリ
ドイツの魔景―ドイツ ハルツ山地
バイエルンの恐怖と変容―ドイツ バンベルク
異教の過去と異教の現在―アイルランド キルケニー
種蒔き、変性意識状態―イングランド ロンドン
モールキン・タワーの幽霊―連合王国 ランカシャー
ジェイムズ王の情熱―スコットランド エディンバラ
アメリカの魔女―ヴァージニア州ウィリアムズバーグおよびジェイムズタウン
マリタイム・マレフィキウム―中部大西洋
記憶の儀礼―コネティカット州ハートフォード
魔女の街のハロウィン―マサチューセッツ州セイラム
旅の再魔術化―ニューヨーク州ブルックリン

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ズー

19
読み始めは堅苦しい感じで、研究に徹した本かと思いきや、魔女狩りの地を訪ねて旅に出るやいなや、語り口がどんどんくだけてきていい感じ。終始ツアーに参加して旅している気分に。しかし「魔女」は何かしらのトラブルの尻拭い、終着のために濡れ衣をかけられた女たちがほとんど!それを執行するのはだいたい男。なるほどそれで「あるフェミニストのダークツーリズム」がサブタイトルなのかと。拷問されたら誰だって何言われても認めてしまうよな。でも魔女はどこか惹かれるイメージだよね。現代では。2021/10/26

qoop

9
弾圧された魔女の物語をフェミニズム視点で読み直し、悲惨な歴史の残る土地を訪ねる紀行文。罪のない女性を集団で惨殺する行為の裡に何があり、現在ではそれをどう受容/忘却しているのか。本書は体制の外側に立って見通そうと試みている。幻視者ではない身で幻視を行う試み……というとフェミニズムの本質を外れてしまいそうだが、センシティブな感情の揺れを吐露する著者の志向は、やはりそのように捉えるべきではないか、と。2022/01/14

ホシナーたかはし

9
世界規模の聖地?巡礼。日本で魔女枠になるとすれば、ヒミコ、巴御前、夜桜お七・・・くらいしか思いつきません。巫女が何故魔女と呼ばれたのか、その経緯と足跡を訪ねるような文章は、あたかも旅をしている気分。2021/12/03

よね

3
魔女狩りにゆかりのある地を筆者が旅するエッセイ。独特の口調や、かつて生きていた魔女と言われた人たちを幻視していく著者のノリ(?)などになかなか慣れなかったが、各地の見所や歴史を知ることができて興味深かった。個人的に「魔女魔女しい」ということばが結構好き。2022/10/11

雉彦

3
行く先々で登場する話のそれぞれにミソジニーやそれを利用していた権力を垣間見たけれど、それらは現代に至っても残っているものだと思う。旅という想像しやすいテーマで魔女狩りについて知るのはとても良い方法だし、自分が旅に出るときも、表面の綺麗だったり華やかな部分だけでなくてその土地に根付いた暗い歴史や文化を知りたい。2022/05/16

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