出版社内容情報
能力至上主義社会に抗して。
「ブラック企業」「過労死」「労働の質の劣化」。なぜ労働環境は改善されないのか。その系譜と構造を明らかにし、労働の視点から現代資本主義社会とその行く末を読み解く。人々の生存と尊厳を守り自由を獲得するためには何が必要なのか、不本意な労働に立ち向かうための社会学。
内容説明
「ブラック企業」「過労死」「労働の質の劣化」。なぜ労働環境は改善されないのか。その系譜と構造を明らかにし、労働の視点から現代資本主義社会とその行く末を読み解く。人々の生存と尊厳を守り自由を獲得するためには何が必要なのか、不本意な労働に立ち向かうための社会学。
目次
第1部 日本型資本主義と労働の現在地(「ブラック企業」はなぜなくならないのか?;日本型資本主義社会と「ブラック企業」;「ブラック企業」が資本主義社会を救う?オルタナティブとしての「ブラック企業」)
第2部 何が労働者を守るのか(労働における「コンプライアンス」をどう考えるか?―“労働社会”の規範を作り出す労働運動;今日のストライキ、その特徴とは何か?―新しい連帯と権利の創造)
第3部 何が社会を変えるのか(「ブラック企業」の源流―ネットスラングから社会問題へ;伝播する「ブラック企業」―言説・社会問題から、定義・社会政策へ;新しい労働運動が社会を守り、社会を変える)
第4部 ポストキャピタリズムと労働の未来(日本の資本主義と「アフター・コロナ」―生存権と賃労働規律から読み解く;ポストキャピタリズムと労働組合運動―AI、シェアリング・エコノミーは労働組合運動にどのような変化を迫るのか;労働と資本主義の未来を考える)
著者等紹介
今野晴貴[コンノハルキ]
1983年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。専門は労働社会学、労使関係論。現在、NPO法人POSSE代表。駒沢大学経済学部及び聖学院大学政治経済学部非常勤講師、沖縄大学地域研究所特別研究員、北海道大学公共政策学研究センター上席研究員。Yahoo!ニュース個人オーサー。2013年に大佛次郎論壇賞及び流行語大賞トップ10受賞。2014年に日本労働社会学会奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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