人類学者がのぞいた北朝鮮―苦難と微笑の国

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人類学者がのぞいた北朝鮮―苦難と微笑の国

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  • サイズ 46判/ページ数 392p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784791773930
  • NDC分類 302.21
  • Cコード C0030

出版社内容情報

なぜかれらは苦しみの中でも微笑むのか。北朝鮮理解の最良の書。
マスゲーム、時代錯誤なスローガン、将軍さまへの思慕……。北朝鮮は一見、不可解な国だ。しかし、彼らの行動にはわけがある。90年代後半から北朝鮮や中国でフィールドワークをおこない、NGOのスタッフとしても人道支援に関わる韓国の文化人類学者が、北朝鮮に生きる人々の心性、統治の背景にある価値観を豊富なエピソードと、分析をもとに描き出す。

内容説明

高圧的な官僚、マスゲームの子どもたち、地方の闇市場で活躍する主婦、平壌の観光客向けホテルで働く教育ママ、空腹で国境をさまようコッチェビ、故郷を恋しがる脱北者―。韓国の文化人類学者が、現地の経験から得た豊富なエピソードと分析から、知られざる北朝鮮の実態を描き出す。北朝鮮理解のための重要書。

目次

第1章 青年将軍
第2章 幸福を教示する国
第3章 父の国の教育
第4章 「太陽民族」の誕生
第5章 パルチザンと苦難の行軍
第6章 差別と処罰
第7章 底辺の流れ

著者等紹介

鄭炳浩[チョンビョンホ]
1955年ソウル生まれ。博士(人類学)。漢陽大学名誉教授。元韓国文化人類学会長。米国イリノイ大学で人類学の博士号を取得。専門は文化変動論、実踐人類学。韓国の共同保育と共同体教育運動を導きながら、北朝鮮の子どもの飢餓救護活動、脱北青少年教育支援に関わる

金敬黙[キムギョンムク]
早稲田大学文学学術院教授。専門は現代アジアの政治・社会・文化。韓国外国語大学卒業後、東京大学大学院修了

徐淑美[ソスンミ]
東京生まれ。市民団体職員。大学在学中に韓国への交換留学を経て、日本と朝鮮半島の交流事業に関わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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榊原 香織

61
面白かった。 大陸間弾道ミサイル成功を祝うモランボン楽団コンサート、アイドル系ロック曲”タンスメ”w 韓国の文化人類学者であり北朝鮮支援している人が書いた本。 北朝鮮のことよく知らないので色々興味深い2023/06/19

乱読家 護る会支持!

6
笑顔で挨拶をし、原則と道徳で相手を批判し、自分達の主張を貫徹し、最大限に自分たちの立場と対面を守るのが北朝鮮の交渉パターン。国際社会から同情を買うような貧困国扱いは受け入れない。「私は幸せです」を歌う子どもたちから、「やらされ感」は感じれない。「教授の子は教授に、農民の息子は農民に」の階級の再生産を良しとする。 金日成を「太陽」と比喩。金日成の誕生説話は、イエス・キリストの誕生伝説をアレンジ。。 正直、北朝鮮の人達の価値観には驚く。 この価値観の国なんだから、拉致被害者の解決を話し合いで求めても無理。2023/07/25

トト

4
韓国の人類学者が、長年訪北したり、フィールドワークを通じて見た北朝鮮という国、人、文化等々について纏めたもの。日本人から見た北朝鮮は「悪の枢軸」で独裁国家で貧しい国、不自由な国民といったイメージが強い。欧米が戦時中の日本を見るようなものだろうか。どんな状況でも生きる人が居て楽しいことも辛いこともある。この本にはそれが集約されている。韓国は友達が居なくて競走ばかりしている不安で窮屈な国、とは韓国に住む脱北者の言葉。自殺者の多い国が、他の国より生きやすいと言えるのか、とふと思います。2022/11/06

クァベギ

3
1990年代半ばから北朝鮮への人道支援に携わってきた人類学者の手になる一般書。北朝鮮の官僚だけでなく庶民とも接してきた人類学者ならではの分析が光る。この国の人々の行動原理についての説明には説得力がある。また、ところどころにちりばめられているエピソードは、読んで楽しい。とくに北朝鮮の教育ママ(という言い方が適切かどうかはわからないが)についてのくだり。また、かの地の普通の子どもたちの遊びについての記述も、ほのぼのと心が暖まった。⇒2024/03/12

urokogumo

2
北朝鮮の社会・ものの見方を知ることのできる良書。 特に日本は拉致や核問題で負のイメージが非常に強い為、彼の国を知ること自体に忌避感を持ってしまいがちだが、北朝鮮社会も指導者・軍・党だけではなく様々な人間の生活や想いがあり、それは外側から覗くだけでは非常に理解しづらいものがあると気づかせてくれた。2024/10/18

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