人間の生のありえなさ―“私”という偶然をめぐる哲学

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人間の生のありえなさ―“私”という偶然をめぐる哲学

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  • サイズ 46判/ページ数 285p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791773732
  • NDC分類 114.04
  • Cコード C0010

出版社内容情報

私の闇に照らし出される他者
私はなぜこの〈私〉なのか――この問いが苦しみに変わるとき、私たちの旅は始まる。田中美津の性と身体をめぐる実践、アルコール依存症者の無力の自覚、シモーヌ・ヴェイユの科学批判。一見つながりのないこの三つのテーマから、私という存在の奥底にある不思議な暗さに触れ、それに驚き、そこから新しい自分を再びつかみ直そうとする。意志の破綻から自己肯定へ。私という偶然のもたらす苦悩から〈他者〉との出会いへと開かれていく、この平坦ならざる道のりの導きとなる書。

内容説明

私はなぜこの“私”なのか―この問いが苦しみにかわるとき、私たちの旅は始まる。田中美津の性と身体をめぐる実践、アルコール依存症者の無力の自覚、シモーヌ・ヴェイユの科学批判。一見つながりのないこの三つのテーマから、私という存在の奥底にある不思議な暗さに触れ、それに驚き、そこから新しい自分を再びつかみ直そうとする。意志の破綻から自己肯定へ。私という偶然のもたらす苦悩から“他者”との出会いへと開かれていく、この平坦ならざる道のりの導きとなる書。

目次

第1章 “私”という偶然(「この日なたはわたしのもの」;哲学が求める知 ほか)
第2章 「私という真実」を生きる(“ここにいる女”の生―田中美津論;生命操作に抗して何が言えるか―サンデルの「生の被贈与性」と障害の問題)
第3章 ありのままの私を生きる(意志の破綻と自己肯定―アルコール依存症からの回復を手がかりにして;「彼は私の言葉を語った」―セルフヘルプ・グループにおける「共感」の意味)
第4章 私はなぜこの私なのか(神秘の喪失―シモーヌ・ヴェイユの科学論;人間の生の“ありえなさ”―シモーヌ・ヴェイユにおける「不幸」の概念)

著者等紹介

脇坂真弥[ワキサカマヤ]
1964年広島県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程宗教学専攻修了。博士(文学)。現在、大谷大学文学部教授。専門は、宗教哲学、倫理学。カントやヴェイユの宗教哲学の研究から、広く自由意志や人間の尊厳について考察している。また「依存症からの回復研究会」にも翻訳ボランティアとして積極的にかかわっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kentaro mori

1
第二章 第二節「生命操作に抗して何が言えるか」が胸をうった。2023/05/11

ha

1
互いに理解し得ないながらもそうと感じとって肯き合いたいと祈る気持ちで他者と接すること。哲学を用いて丁寧に自らを掴み直し、他人を見つめる。果てのない過程に深く留まること。その契機でありたいと真摯に綴る、本当に誠実な本だった。2021/09/23

Go Extreme

1
〈私〉という偶然: 「この日なたはわたしのもの」 哲学が求める知 なぜ私なのか 人間の根底にある偶然 究極の不平等としての偶然 この偶然は消えた方がよいか 「〈共に〉しえないということ」を〈共に〉するということ 「私という真実」を生きる: 〈ここにいる女〉の生 田中美津の「とり乱し」をめぐって 生命操作に抗して何が言えるか ありのままの私を生きる: 意志の破綻と自己肯定 「彼は私の言葉を語った」 私はなぜこの私なのか: 神秘の喪失 人間の生の〈ありえなさ〉2021/10/10

えぬ共同体

1
興味関心上、1・2章のみ読了。「他者」の経験について、身近な人にしろ「遠い」社会的マイノリティにしろ何かわかった風に語りがちな人間にとって、人間の生の偶然性とその固有性を説き、「闇」を共有しえぬことをはっきりと述べる本書は、一つの導きの書であると言ってよいだろう。自己に徹底的に執着し、掘り下げてやっと、私たちは他者への回路を開くことができる。2021/09/21

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