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出版社内容情報
日経新聞にて川上弘美氏ご好評!
世界中の犬たち、そして犬に手を焼き、それでも犬がかわいくてたまらない全ての人たちのために――。愛犬家カレル・チャペックが犬好きの心をギューと掴んではなさない「幻の名著」を新・決定版として刊行。愛犬ダーシェンカのために書かれたおとぎ話8篇、エッセイ、イラスト、写真で構成された、読んで楽しい・見て愛くるしい愛蔵版です。
目次
小犬の生活
小犬の写真を撮影するには
ダーシェンカのための八つのおとぎ話(犬の尻尾についてのお話;テリアが地面をひっかくわけ;フォックスについて;アリクについて;ドーベルマンについて;グレイハウンド、そしてほかの犬について;犬の習性;人間について)
ダーシェンカのアルバム
著者等紹介
チャペック,カレル[チャペック,カレル] [〓apek,Karel]
1890‐1938。チェコの国民的作家。ジャーナリストとしての活動と同時に、戯曲や童話を執筆
伴田良輔[ハンダリョウスケ]
作家、写真家、美術家として活躍。絵本、パズルの研究家でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みゆき
17
生き生きとして可愛いイラストと写真にメロメロ。その一方で亡き愛犬の姿と重なって涙腺が緩みっぱなし。「お聞き、ダーシャ。」「ねえダーシェンカ」、著者が優しく語りかける8つのおとぎ話と母犬との生活は、犬への愛とリスペクトに溢れていて、発刊から80年以上経っても決して色褪せない。「人間と君は、血よりももっと素晴らしくて強いもので結ばれているんだよ。それは信頼と愛情だ。さあ、おいき。」ここでまた涙。最後のアルバムは、まるで名コピーライターのようなタイトルで笑顔になれる。翻訳の良さが光る作品。お気に入りの一冊。2022/03/06
ロア
13
生まれたばかりのダーシェンカが激かわ♡歩く練習も激かわ♡ママを咬んでるところも激かわ♡2021/03/06
にゃも
11
ダーシェンカへの愛情の塊本。ドーベルマンを田舎者呼ばわりするとか可愛くてむちゃくちゃ楽しいお話なのに、1行目の「お聞き、ダーシェンカ」で何故か涙腺が崩壊した。いや、理由はわかっている。2月に息を引き取ったうちのダグのこと、思っていたより若くして亡くなっていたチャペックさんのこと、ナチスの強制収容所で命を落としたチャペックさんのお兄さんのことが怒涛のように押し寄せてきたのだ。世界中のすべての動物が、戦争などという理不尽な大量虐殺に巻き込まれませんようにと願わずにいられない。2023/03/25
紫羊
11
イラストも写真もかわいい。キチンと躾をして最後まで飼うことはできなかったのか?チャペックに聞いてみたい。2021/06/18
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
5
著者の飼い犬ダーシェンカへの愛情あふれる紹介本。 【身近なだれかによりそうーペットと暮らす】2025/03/03