出版社内容情報
笑い・驚き・思索--日常を挑発する!
オブジェとは、モノ、目の前にある物体をいう。突然の予期せぬ出会いの如く出現するオブジェは、人を当惑させ、解明困難な「謎」へと誘う。使用目的と無関係なモノの意味とは? 便器を芸術というデュシャンをはじめ、ムナーリ、ブルトン、瀧口修造、タルホ、井上洋介、宇野亜喜良、佐々木マキ……、文学・美術・絵本に出現したオブジェは人の深層意識・無意識を顕在化させ、不思議・驚異へと挑発し続ける! 本邦初の本格的オブジェ論。
内容説明
無用、無益、無意味、無価値の魅力。オブジェとは、モノ、目の前にある物体をいう。予期せぬ出会いの如く唐突に出現し、人をさんざん当惑するオブジェ―。謎・不可思議・驚異・不可解の渦に巻き込むオブジェの出現を、美術・文学・絵本などに探求する。本邦初の本格的オブジェ論。
目次
序 オブジェの店―瀧口修造とイノセンス
1 オブジェの店(オブジェ卵―井上洋介;タルホの鞄 ほか)
2 オブジェの店 手/紙/コラージュ(コーネルの手紙;ムナーリの「読めない本」と「読める本」 ほか)
3 旅とオブジェ(砂丘のサーカス―新潟島・加藤啓展;縄文の音―沢田としき没後十年に ほか)
4 天使・怪物・子ども(『ぼくからみると』高木仁三郎/片山健;『がいこつさん』五味太郎 ほか)
エピローグ
著者等紹介
寺村摩耶子[テラムラマヤコ]
1965年大阪生まれ。明治学院大学文学部フランス文学科でシュルレアリスムをまなぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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