出版社内容情報
気鋭の科学者が解き明かす心のしくみ
私たちが見ている世界は、いわばデスクトップ上のアイコンと同じだ。アイコンの使い方は知っていてもコンピュータの仕組みがわからないのと同じように、目で見えているものは世界そのものではない。30年間にわたるホフマン自身の研究と進化生物学、ゲーム理論、神経科学、哲学を駆使して、世界の私たちの目を通した見るものとはまったく異なるということを明らかにする。
内容説明
私たちの知覚は世界を正しく捉えているのだろうか。紀元前から問われ続けてきたこの難問に、進化生物学、ゲーム理論、神経科学など駆使して、気鋭の認知科学者が新しい答えを提示する。
目次
第1章 謎―意識を二つに分離するメス
第2章 美―遺伝子のサイレーン
第3章 実在―誰も見ていない太陽のいたずら
第4章 感覚―適応は真実に勝る
第5章 錯覚―デスクトップ画面のはったり
第6章 重力―時空に見込みはない
第7章 仮想性―ホログラフィックな世界を膨張させる
第8章 ポリクローム―インターフェースの突然変異
第9章 精査―人生でもビジネスでも必要なものが手に入る
第10章 コミュニティ―意識的主体のネットワーク
著者等紹介
ホフマン,ドナルド[ホフマン,ドナルド] [Hoffman,Donald]
カリフォルニア大学アーバイン校認知科学科教授。哲学科、情報・コンピュータ科学科の教授も兼任。心理実験とコンピュータ・モデルを使って人間の視覚認知を研究。アメリカ心理学協会より優秀科学賞受賞、米国科学アカデミーよりトゥランド研究賞受賞
高橋洋[タカハシヒロシ]
1960年生まれ。同志社大学文学部文化学科卒(哲学及び倫理学専攻)。IT企業勤務を経て翻訳家。科学系の翻訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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