何はなくとも三木のり平―父の背中越しに見た戦後東京喜劇

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何はなくとも三木のり平―父の背中越しに見た戦後東京喜劇

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  • サイズ 46判/ページ数 426p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791773084
  • NDC分類 772.1
  • Cコード C0070

出版社内容情報

稀代の喜劇役者、三木のり平の横顔
榎本健一、古川緑波、森繁久彌、菊田一夫、小田野勇、古今亭志ん朝、森光子……戦後の東京を賑わした喜劇人の中心にはいつも三木のり平がいた。息子・小林のり一が数々の証言から語りだす、戦後東京演劇の卓抜な通史にして、父の評伝。

目次

はじめに―『雲の上団五郎一座』
父の履歴
虻蜂座
日本喜劇人協会設立と東京喜劇まつり『アチャラカ誕生』
菊田一夫の東宝ミュージカル
芸術座―『花咲く港』『私は悪党』『あかさたな』
森繁劇団とのり平新派
名鉄ホール『灰神楽三太郎』から新宿コマ劇場「東京大喜劇」公演
明治座―三木のり平公演
東京宝塚劇場―中村翫右衛門との共演と超娯楽本位大喜劇
演出家として―『放浪記』『おもろい女』、キグレサーカス
復活 東宝ミュージカル―『虹を渡るぺてん師』『喜劇 雪之丞変化』
「桃屋」CMと映像作品その他
不条理劇と晩年

著者等紹介

小林のり一[コバヤシノリカズ]
1951年、東京・日本橋浜町生まれ。幼少期、劇場を託児所代わりに過ごす。中学より寄席やジャズ喫茶へ通う日々がはじまる。アングラ、軽演劇、ストリップ劇場、落語会のゲスト、映画、CM、バラエティ番組等多数出演。漫画、コント台本、エッセイ、コラム等執筆

戸田学[トダマナブ]
1963年、大阪・堺市生まれ。2004年、よみうりテレビ「第33回上方お笑い大賞・秋田實賞」受賞。現在はテレビやラジオの番組構成、映画や落語を中心とした著述で活躍。著書・共著多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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gtn

26
父のり平が与三郎役、八波むと志が蝙蝠安役で演じた玄冶店。その舞台を目の当たりにし、捧腹絶倒した小林信彦や欽ちゃん等の証言を引用しながら、なんとかその至芸を読者に伝えようとする著者。江戸っ子の含羞か、自らの手柄を記録せず逝った父。その所作どころか、のり平という役者がいたことさえ忘れられようとしている。小さい頃から父の舞台を眺め続けてきた見巧者としては、それを何より惜しんだに違いない。2021/10/02

bapaksejahtera

11
本書も三木鶏郎絡み。のり平の子息のり一の語りを編集した本。実弟三木鮎郎以外で唯一芸名を引継いだのり平だが、冗談工房辺りについての記述は薄い。後は専ら東宝や明治座の芝居でのり平が出演した舞台が粗筋と共にきちんと順番に並べられている。ファンには貴重な演劇史料だろう。私は歌舞伎以外殆ど舞台演劇は観なかったので成程と読んだ。最後の方に、私が好きだった社長シリーズ等東宝の喜劇映画についても述べられているが、舞台は観客の為だが、映画は監督の物として彼は身を入れなかった由。唯一舞台に掛った喜劇「各駅停車」は記述も厚い。2025/04/01

浅香山三郎

11
三木のり平の子息である小林のり一氏の語りを戸田学氏が構成したのり平伝。サブタイトルに「父の背中越しに見た戦後東京喜劇」とあるやうに、のり平伝は取りも直さず、戦後の東京の商業演劇の歴史でもあり、単なる評伝の範囲を超へて、小林のり一氏の批評眼が活きてくる。様々な資料を引用しながらといふ構成も見事で、矢野誠一さんがのり一氏の眼の確かさに対して太鼓判を捺してゐる序文も含めて素晴らしい。笑ひを刹那的に消費するのではなく、お芝居として愉しむといふことが尠くなつてしまつてゐる世の中なので、かうした喜劇役者の話は有難い。2022/01/25

takao

2
ふむ2021/01/11

猿田康二

2
NHKの「たけしのこれがホントの日本芸能史(喜劇役者)」に出演する三木のり平を見て、大爆笑したことをきっかけにこの人のことがずっと気にかかっていた時に絶妙のタイミングで本書が出版された。本人の息子さんである三木のり一氏の語り書きという形で三木のり平の評伝が語られ、その中に多くの書籍で語られたのり平の人物評が挿入される構成により、日本の喜劇の創成期を担った喜劇人としての三木のり平が丸裸にされる。本書を読んで改めて喜劇役者三木のり平の偉大さを痛感した。2020/12/31

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