フーコーの風向き―近代国家の系譜学

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フーコーの風向き―近代国家の系譜学

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  • サイズ 46判/ページ数 416p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791773039
  • NDC分類 135.5
  • Cコード C0010

出版社内容情報

現代思想の風向計。
生命、健康、安全などを理由として立ち現れ、その相貌を自在に変えてきた近代国家。人びとの生や死に巧みに介入し、私たちの思考を知らぬ間に取り囲む権力の所作を、フーコーはいかに描き出したのか。知と権力、認識と実践、法と規律、リスク、戦争の政治言説、統治性、新自由主義。主要な諸概念を手がかりに、歴史や論理に深く分け入り、時代の逆風に立ち向かった思想家の軌跡を追う。

内容説明

生命、健康、安全などを理由として立ち現れ、その相貌を自在に変えてきた近代国家。人びとの生や死に巧みに介入し、私たちの思考を知らぬ間に取り囲む権力の所作を、フーコーはいかに描き出したのか。知と権力、認識と実践、法と規律、リスク、戦争の政治言説、統治性、新自由主義。主要な諸概念を手がかりに、歴史や論理に深く分け入り、時代の逆風に立ち向かった思想家の軌跡を追う。

目次

風向きを読む
1 権力分析の方法(ミシェル・フーコーにおける知と権力;「生のポリティクス」と新しい権利;近代権力の複層性―ミシェル・フーコー『監獄の誕生』の歴史像;一九世紀の社会統制における「社会防衛」と「リスク」)
2 近代国家の系譜学(戦争としての政治―一九七六年講義;戦争・法・社会構造―古来の国制と『フランコガリア』をめぐって;ミシェル・フーコーの統治性研究;戦争から統治へ―コレージュ・ド・フランス講義)
3 新自由主義の統治性(自由主義の統治能力―ミシェル・フーコーのオルド自由主義論;「その後」のネオリベラリズム)

著者等紹介

重田園江[オモダソノエ]
1968年兵庫県西宮市生まれ。早稲田大学政治経済学部、日本開発銀行を経て、東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。現在、明治大学政治経済学部教授。専門は、現代思想・政治思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

PAPER FISH

1
早稲田大学の問題で話題沸騰。2023/04/27

うーひー

1
法的権力と規律権力・生権力が、複層的に現代国家で共存し、生政治を通じて社会が国家化されるメカニズムがよく理解でき面白かった。特に、ヒュームやスミスが描く「飼い慣らされた情念」(禁欲や貪欲)を持ったホモ・エコノミクスとしての近代人が、新自由主義において「自己投資する主体」に刷新され、その結果、新自由主義が単なる経済理論にとどまらず人々のモラルをも規定する、という過程が興味深い。リバタリアン的な新自由主義が、結果として人々のモラルを侵食する側面は、80年代以降の先進国社会から多く見出すことができそう。2021/12/31

Ra

1
民主主義理論勉強会課題本⑧。食わず嫌いをしていたフーコーについて,特に「生政治」について,現在の担当分野におけるactualityも相まって,大変面白く読んだ。詳細は後日加筆。2021/11/22

文狸

1
法的権力、規律権力あたりの議論が特に詳しく、頭のなかが整理された。かねてから気になっている、フーコーの「主体性」概念については軽く触れるのみで、充分に理解できたとは言い難いので、また別の機会に勉強したい。2021/02/25

えだ

1
フーコーの権力そして統治を巡る研究の系譜が何を問題とし、何を目指していたのかについて、重田氏の見立てはとても明確で、非常に読みやすく勉強になった。しかしフーコー自身が近代国家の統治に対し、どのようなオルタナティブを構想し、どのような抵抗を試みようとしていたのかについては、まだ自分自身理解できていない部分が多い。80年代の自己統治についての論考がその鍵のようではあるが。2021/01/29

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