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出版社内容情報
現代思想の風向計。
生命、健康、安全などを理由として立ち現れ、その相貌を自在に変えてきた近代国家。人びとの生や死に巧みに介入し、私たちの思考を知らぬ間に取り囲む権力の所作を、フーコーはいかに描き出したのか。知と権力、認識と実践、法と規律、リスク、戦争の政治言説、統治性、新自由主義。主要な諸概念を手がかりに、歴史や論理に深く分け入り、時代の逆風に立ち向かった思想家の軌跡を追う。
内容説明
生命、健康、安全などを理由として立ち現れ、その相貌を自在に変えてきた近代国家。人びとの生や死に巧みに介入し、私たちの思考を知らぬ間に取り囲む権力の所作を、フーコーはいかに描き出したのか。知と権力、認識と実践、法と規律、リスク、戦争の政治言説、統治性、新自由主義。主要な諸概念を手がかりに、歴史や論理に深く分け入り、時代の逆風に立ち向かった思想家の軌跡を追う。
目次
風向きを読む
1 権力分析の方法(ミシェル・フーコーにおける知と権力;「生のポリティクス」と新しい権利;近代権力の複層性―ミシェル・フーコー『監獄の誕生』の歴史像;一九世紀の社会統制における「社会防衛」と「リスク」)
2 近代国家の系譜学(戦争としての政治―一九七六年講義;戦争・法・社会構造―古来の国制と『フランコガリア』をめぐって;ミシェル・フーコーの統治性研究;戦争から統治へ―コレージュ・ド・フランス講義)
3 新自由主義の統治性(自由主義の統治能力―ミシェル・フーコーのオルド自由主義論;「その後」のネオリベラリズム)
著者等紹介
重田園江[オモダソノエ]
1968年兵庫県西宮市生まれ。早稲田大学政治経済学部、日本開発銀行を経て、東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。現在、明治大学政治経済学部教授。専門は、現代思想・政治思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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