出版社内容情報
「娘と性について話したいけど……」と悩むお母さん、お父さんへ。
10代女性の「心」と「体」を守る最新情報を1冊にまとめたこの本を、そっとお渡しください!
生理、第二次性徴にともなう体の変化、不安定な心理状態、恋愛にネット、そしてセックス。
10代女性が抱えるさまざまなモヤモヤに対して、しっかり答えます。
学校ではしっかり教えてもらえない、心と体がラクになる「性」の知識を得て、幸福に生きる(Well Being)ためのスキルを手に入れましょう。
この本は、これから体の変調を迎え、さまざまな悩みを抱えることになるティーンの女性に向けて、ユネスコの提唱する世界基準の「包括的性教育」の沿って、正しい性の知識を紹介する本です。
生理前に起こるさまざまな身体の変調「PMS」、避妊以外の効用が高い「低用量ピル」のほか、SOGI、境界線(バウンダリー)、体の自己決定権(ボディリー・オートノミー)や性的同意など、これからの時代を生きていく女性にとって大切な知識をわかりやすく紹介します。
ナビゲートするのは、体の持ち主である「お嬢さま」のために日夜活躍するマクロファージら免疫細胞や、子宮内膜細胞たち。
彼ら人体を構成する37兆もの細胞の総意として、10代女性が抱える悩みに応えていきます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
35
はたらく細胞は現在様々な分野に分かれ、フランチャイズ化しているけれど、LADYは未読。ティーンズコーナーにあったのでこちらを先に。執事のような免疫細胞が「お嬢様」を全肯定する、女子には嬉しい構成です。わかりやすいQ&Aは中高生のニーズに合った簡潔でわかりやすく、ちょっとくだけた雰囲気。全てにおいて「お嬢様の体はお嬢様のもの」というメッセージが何度も繰り返されるのもいいところです。う~ん、LADYかあ、探してみようかな。2024/05/31
くるり
7
参考文献/大学の図書館 軽めのものを読みたくて手に取ったけど、結構良かった。お嬢様って呼ばれるのいいね。2024/11/13
きっちんきりん
7
良い性教育本でした。 大人の私でも知らない言葉(何だっけ…産まない自由を含む自己選択可能な生き方を表す言葉でした)なども載っていて、かなり網羅しているな!という印象。 性的同意についても、しっかり載っています。「途中でやめたくなったら、やめてもいいか確認してから行為を始める」というのは、パートナーと良い関係を築くうえで有効そうだなと。 しかし、この内容を若いうちに習得しなきゃいけないなんて女性という身体に課せられたものはなんて重い… 制服やスクール水着の男女共通化とか、簡単にできることはさっさとやろう!2024/06/30
双海(ふたみ)
6
体の変調を迎え、さまざまな悩みを抱えることになる10代の女性に向けて、ユネスコの提唱する世界基準の「包括的性教育」の沿って、正しい性の知識を紹介する本。生理前に起こるさまざまな身体の変調「PMS」、避妊以外の効用が高い「低用量ピル」のほか、SOGI、境界線(バウンダリー)、体の自己決定権(ボディリー・オートノミー)や性的同意など、これからの時代を生きていく女性にとって大切な知識をわかりやすく紹介。いつも思うんだけれど、こういう本は男性も読んだほうがいいと思う。2023/09/18
ユウティ
5
とても良かった。自分のときの性教育といえば中絶とかエイズについてがせいぜいだったので、ナプキンのつけ方、わき毛の処理、ボディ・ニュートラルという考え方、デートDV、親の虐待からの逃げ方、性自認や性的同意など、「性」に関することの幅が広がっていて驚いた。こういう本は歳をとっても時どき読んで勉強したいなと思う。2023/03/15