出版社内容情報
小さな本が持つ大きな宇宙
人が生まれて最初に出会う本とは? それは、絵本――。純粋で何にも囚われない眼差しの子どもが、興味津々大好きになる本には、奇想天外の笑いと、支離滅裂な可能性と、カオスがある!絵本・出版文化論の第一人者、ファンタジーの先駆者=瀬田貞二の本作りの偉大な足跡を追い、絵本芸術の可能性を多角的に探る。あなたにとっての、〈はじまりの絵本〉は何でしたか。
内容説明
小さな世界の大きな宇宙。絵本史を読み直す。懐かしさと幸せに満ちた絵本の奥深い森をさまよいつつ、生命を活気づける「絵本の力」の源泉を探求する―。絵本作りの第一人者・ファンタジーの先達の瀬田貞二の偉大な足跡をたどり、絵本の可能性の中心に迫る。
目次
Prologue はじまりの絵本
1 大男と一寸法師
2 見ることの悦び―図鑑と絵本
3 リリパットの絵本
4 光と影のドキュメント―「復刻絵本絵ばなし集」が語るもの
5 コドモノクニの夢―一九四〇年代の絵本から
6 世界はとけてバターになる―「岩波の子どもの本」の多様性
7 江戸の絵本作家たち―六〇年代の不思議なタイムトンネル
8 旅のお仲間
著者等紹介
寺村摩耶子[テラムラマヤコ]
絵本作家。エッセイ・書評などを執筆。大阪生まれ。明治学院大学文学部フランス文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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