出版社内容情報
詩人が綴る、出会ってきた友人知己への鎮魂の十一章
知的財産権法のパイオニアだった弁護士、日本有数のスポーツ用品メーカーを育てあげた企業家、大岡信や中村真一郎らともに戦後文学を育んだ文人たち……出会った人々の心、業績、日常の所作を描きだし、故人の鎮魂となした十一章。
内容説明
弁護士としての師・中松澗之助、偉大な俳人・加藤楸邨、戦後文学の旗手・中村眞一郎など、中学・一高の同級生をはじめ、文学上の先輩や同輩、援助者、依頼者として知った経営者など、筆者が特に敬愛した多彩な十一人の風貌、人格を偲び、哀惜の情にあふれた筆致で描いた回想集。
目次
中松澗之助
平本祐二
米川丹佳子
谷山輝雄
信木三郎
水野健次郎
高岡久夫
大岡信
白井健三郎
中村眞一郎
加藤楸邨
著者等紹介
中村稔[ナカムラミノル]
1927年、埼玉県大宮生まれ。詩人・弁護士。一高・東大法学部卒、『世代』同人。1950年、書肆ユリイカから詩集『無言歌』を処女出版。詩集『鵜原抄』(高村光太郎賞)、『羽虫の飛ぶ風景』(読売文学賞)、『浮泛漂蕩』(藤村記念歴程賞)、『言葉について』(現代詩人賞)、伝記『束の間の幻影―銅板画家駒井哲郎の生涯』(読売文学賞)、自伝『私の昭和史』(朝日賞、毎日芸術賞、井上靖文化賞)ほか、著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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