出版社内容情報
20世紀表象文化論の金字塔
おぞましいと排除され、珍奇として見せ物に供され、翻ってまた、聖なる存在と崇められたフリークス。文学・美術はもとより、心理学や人文諸科学のさまざまな領域に影の主役の如く君臨するフリークス。その顕現と隠蔽の構造を詳細に解きほぐしす。フリークスとは本当は誰なのか? 20世紀文化の核心に肉薄する。
内容説明
おぞましいと排除され、珍奇として見世物に供され、翻ってはまた、聖なる存在と崇められたフリークス。文学・美術はもとより、心理学や人文諸科学のさまざまな領域に影の主役の如く君臨するフリークス。そして、己の内なる幻想と欲望の投影としてのフリークス―。不滅の20世紀表象文化論。
目次
第1部(小人たち―クノウムホトポウから親指トム将軍まで;小人たち―イメージの転換;巨人の夢;スーパーマンとスーパーウーマン―夢の陰の恐怖;美女と野獣―醜さのエロス;野生人と野生児;両性具有者たち;シャム双生児たち)
第2部(神学から奇形学へ;フリークスと文学上の想像;フリークスの沈黙とサイド・ショウのメッセージ;フリーキング・アウト;突然変異体の神話と奇形のイメージ)