人類学者の落語論

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人類学者の落語論

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  • サイズ 46判/ページ数 236p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791771301
  • NDC分類 388.49
  • Cコード C0076

出版社内容情報

笑う門に福来たる! 究極の話芸
哄笑・爆笑・泣き笑い・苦笑――。落語がこんなに面白いのはなぜか。噺の演戯性、多彩な身振りと表情、破壊と創造が綯い交ぜの伝統芸、ナンセンスと偉大なるマンネリズム、抱腹絶倒のカタルシス等々……。落語の無限の面白さの核心に、アフリカ無文字社会(音声第一)研究の第一人者がダイナミックに迫る落語愛に満ちた一冊。ア、お後がよろしいようで……。

内容説明

笑う門には福来たる!話芸の真髄に迫る。はなしの演戯性、多彩な身振りと表情、破壊と創造が交錯する伝統芸、ナンセンスと大いなるマンネリズム、抱腹絶倒のカタルシス、洗練された究極の粋など、落語が体現する無限の面白さと可能性とは―。アフリカ無文字社会の「語り」研究の第一人者にして幼少期より絶大の落語愛の著者が、口承文化の核心に迫る。大笑い、泣き笑い、苦笑い、爆笑、哄笑…。何度聴いても、落語が面白いのは何故か。

目次

序―落語についての幾つかのこと
第1部(イモ入り弁当を持って東宝名人会へ通う;現場の人、今村信雄おじさん;四代目小さんの芸にびっくりしたこと、ほか ほか)
第2部(アフリカの落語;日本とモシの『俵薬師』)
第3部 アフリカの夜の話(採取)(“シー、ハー”ウサギ;ウサギに負けた王さま;食べるものを出す鍋 ほか)
付論 思うこと

著者等紹介

川田順造[カワダジュンゾウ]
1934年生まれ。人類学者。東京大学教養学科卒業。パリ第5大学民族学博士。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授を経て、神奈川大学特別招聘教授。主なる著書:『曠野から』(日本エッセイスト・クラブ賞)、『無文字社会の歴史』(渋沢敬三賞)、『聲』(歴程賞)、『口頭伝承論』(毎日出版文化賞)ほか多数。1994年フランス政府教育文化功労章、2009年文化功労者、2010ブルキナファソ政府文化勲章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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imagine

9
タイトルから想像した内容ではなかったが、極私的な落語論として読めた。特に著者の研究テーマであるアフリカの言語文化について詳述されている点は希少価値を感じる。現地で口頭伝承される語りの場に立ち会い、録音を繰り返す様子には、高野秀行氏の辺境ルポのような読み応えがあった。日本の落語家では春風亭小朝を高く評価。落語ブーム到来の 今ではお目にかかれない小朝論を読むことができた。御年85歳で出版された熱意にも敬意を表したい。2020/06/18

kaz

0
内容は、タイトルとは若干異なっており、今村信雄とのつながりを基礎とする落語観、アフリカのある部族に伝わる民話とその成り立ち方といったもの。圓朝に関する記述や同じ噺を何度聴いても面白いのはなぜかという分析等はそれなりに高尚だが、総じて言えば個人的な経験・見聞をまとめたものという印象。初代昔々亭桃太郎の写真として当代の桃太郎の写真を載せたのは致命的。小朝をずいぶん持ち上げる一方、小満んに対する恨みつらみに近い文章が載っているが、これは年寄の僻みか。アフリカの民話は、なかなかブラックな内容で興味深かった。 2020/05/04

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