出版社内容情報
デジタル時代を迎えたデザインは、「情報を公開する技術」としての性格を強め、そこに出現した文字は、言葉とのズレと不安にふるえている。デザインの基本と実践を詳細に分析し、「ページネーション」「フォーマット」というキーワードを、現代文化・社会を見直すための概念へと鍛え上げる。
鈴木一誌[スズキイチシ]
著・文・その他
内容説明
日本を代表するブック・デザイナーがその仕事の基礎から実践を詳細に分析、「ページネーション」「フォーマット」などを現代社会批評のための概念へと鍛え上げた、全デザイナー・エディターの基本書籍。全面デジタル化時代へ向けた増補。21世紀をたたかう必携書。
目次
1 文字
2 デジタル化されるデザイン
3 ページネーション
4 フォーマット
5 法とデザイン
6 テクストから書物へ
7 間メディア
8 小ささへ
著者等紹介
鈴木一誌[スズキヒトシ]
1950年東京生まれ。グラフィック・デザイナー。東京造形大学在学中より杉浦康平のアシスタントをつとめ、85年独立。装幀ばかりでなく、本文、図版レイアウトを含めた書物全体の設計にたずさわるブック・デザインをしごとの中心とする。93年から現代用語辞典『知恵蔵』の本文レイアウト・フォーマットをめぐって朝日新聞社と著作権裁判を争ういっぽう(99年敗訴)、96年、デジタル・デザインでページを生みだすための基本ルール『ページネーション・マニュアル』を提起し、著作権フリーで公開。また「文字コード問題」にも積極介入するなど、旺盛な執筆活動を展開。81年、第一回ダゲレオ出版評論賞を受賞以来、映画評論家としても活躍し、映画本の造本・装幀も多く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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