文化水流探訪記

やけのはら【著】

青土社（2018/11発売）

• サイズ B6判／ページ数 236p／高さ 19cm
• 商品コード 9784791771080
• NDC分類 361.5
• Cコード C0095

出版社内容情報

『POPEYE』の連載、ついに書籍化！
比類なき愛読家ミュージシャン・やけのはらが、今でも何かを探している人たちへ送る「文化＝culture＝教養」案内。音楽家から作家、漫画家、映画監督、文化人、プロレスラーまで、過去・現在・未来をつなぐ水流をたどるカルチュアの旅。連載のほか、厳選エッセイも収録。

やけのはら［ヤケノハラ］
著・文・その他

内容説明

音楽家から作家、漫画家、映画監督、文化人、プロレスラーまで。比類なき愛読家ミュージシャンが送る、「文化＝ｃｕｌｔｕｒｅ＝教養」案内。『ＰＯＰＥＹＥ』の連載、ついに書籍化！＋厳選エッセイも収録。

目次

２０１２（「タモリ」という生き方　タモリ；伯父さんの背中　伊丹十三　ほか）
２０１３（ドリーミング・デイ　山下達郎　其の壱；ＰＥＯＰＬＥ　ＭＡＫＥ　ＴＨＥ　ＷＯＲＬＤ　ＧＯ　ＲＯＵＮＤ　山下達郎　其の弐　ほか）
２０１４（うつくしいとは　中原淳一；流れの中で　ドキュメンタリー『天皇の世紀』　ほか）
２０１５（毎日のドラマ　向田邦子；記憶の残響　こだま和文　ほか）
２０１６（バカにしか見えないもの　赤塚不二夫　其の壱；一番地面に近いところ　赤塚不二夫　其の弐　ほか）
２０１７（百万本のバラ　ニコ・ピロスマニ；純・美・音　ＥＣＭレコード　ほか）
２０１８（一九五六年のエルヴィス・プレスリー　エルヴィス・プレスリー　其の壱；甘いソーダ水　エルヴィス・プレスリー　其の弐　ほか）

著者等紹介

やけのはら［ヤケノハラ］
１９８０年、神奈川県生まれ。ＤＪやトラックメーカー、ラッパー、執筆業など、多様なフィールドを渡り歩く。「ＦＵＪＩ　ＲＯＣＫ　ＦＥＳＴＩＶＡＬ」などのビッグ・フェスティバルから、アンダーグラウンド・パーティーまで、１０年以上にわたり、日本中の多数のパーティーに出演。２０１３年にリリースした楽曲「ＲＥＬＡＸＩＮ’」のＭＶが、「第１７回文化庁メディア芸術祭」で新人賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ばんだねいっぺい]

　うーん、記憶の扉が開いた気がする。家の本棚から、ごっそり諸星大二郎を取り出して、読みふけるかー。妖怪ハンターを集めないとなー。

2019/02/16

[阿部義彦]

これわ！私の趣味のど真ん中。雑誌POPEYEでの連載が本になりました。著者はミュージシャンで私YouTubeで「リラクシン」のPV見ましたが欲しくなった。レコード会社がFelicityって私の好きなスパングルコールリリラインと一緒かよ！どうりで、スパングルは既にCDベスト含めて4、5枚持ってます。音楽のみならず小説、映画、美術、などサブカルの好みが一緒。特に音楽では、山下達郎、大瀧詠一、ソニックユース、に関してはまあやるなですが、ブライアン・イーノやダブのこだま和文さんまで取り上げてます！同朋よ。最高！

2018/11/11

[kumabook]

POPEYEで連載しているエッセイをまとめた本。文化の水流を辿っていくように、ラッパーやけのはらが、伊丹十三、ダニエルジョンストン、ムッシュかまやつ、ロバートアルトマンなどをはじめ様々なカルチャーについて語っていく。本書は、文中でも引用されている名曲「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」のように「君はたとえそれが少し小さな事でも　何かにこったり狂ったりしたことがあるかい」と問いかけてくる。そして若者が少し背伸びをして興味を抱けるような、たくさんのカルチャーを紹介してくれる。

2020/11/01

[kimrahimovic]

紹介するもののチョイスは悪くないが、対象と自分との関わりや自分自身のことを書いておらず、物足りない内容だった。 これらの「文化」と交わった自分がどのように影響を受け、自分がどのように形成されてきたかを書いて欲しかった。

2019/07/13