まなざしの装置―ファッションと近代アメリカ

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まなざしの装置―ファッションと近代アメリカ

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  • サイズ A5判/ページ数 249p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784791770953
  • NDC分類 589.21
  • Cコード C0070

出版社内容情報

ファッションはいかに「女」を作り上げたか
雑誌、絵画、小説、パターン(型紙)、ディスプレイ、展覧会…多様なメディアの分析を通してファッションと「女性的なもの」の結びつきを明らかにし、「理想的女性像」が生み出されていくさまを鮮やかに描き出す、画期的なファッション論。

平芳裕子[ヒラヨシユウコ]
著・文・その他

内容説明

ファッションはいかに女を作り上げたか。雑誌、絵画、小説、パターン(型紙)、ディスプレイ、展覧会…多様なメディアの分析を通してファッションと「女性的なもの」の結びつきを明らかにし、「理想的女性像」が生み出されていくさまを鮮やかに描き出す、画期的なファッション論。

目次

はじめに ファッション史の相対化の試み(ファッション研究および先行研究における問題の所在;本書の構成 ほか)
第1章 飾る女性―一九世紀前半における理想像の成立(フィラデルフィア・ファッションと「良き女性」の表象;ファッションの是非を問う―「正統なるファッション」とは何か ほか)
第2章 縫う女性―一九世紀半ばにおける女性像の変容(産業革命とお針子像―イギリスを中心に;大西洋を渡るお針子像―アメリカにおける衣服産業の発展 ほか)
第3章 模る女性―一九世紀後半における流行受容の軌跡(モデルに倣う―「パターン」の出現;パターンによる流行受容―『ハーパーズ・バザー』を中心に ほか)
第4章 巡る女性―二〇世紀前半における女性像の回帰(鏡としてのショーウィンドウ;ミュージアムのファッション展―イメージの反復)

著者等紹介

平芳裕子[ヒラヨシヒロコ]
1972年、東京生まれ。東京藝術大学美術学部芸術学科卒業。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻博士課程単位取得退学。博士(学術)(神戸大学)。神戸大学大学院人間発達環境学研究科准教授。専門は表象文化論・ファッション文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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若葉

1
さえぼう先生の指摘する通り、確かに第3章から駆け足気味であったように感じられる。ゴーディズ・レディーズ・ブックのくだりはたいへん面白かった。ファッションを纏う女性へのまなざしの装置を作り出していたのは実は男性であるということは第3章で示されていたが、ゴーディズ・レディーズ・ブックで制作に関わったり、読者からの質問に答えていたのもやはり男性であったのかが気になる。(女性的な仕事とはみなされないように思うため)2021/01/24

samurai

0
ファッション雑誌の中にある、縫う、レディ、主婦という記号、女性的な理想像の分析2022/06/08

灘子

0
めちゃ面白かった。ファッション歴史学フューチャーカルチュアル・スタディーズ! 主導権はどちらにあるのか。見る見られるの緊張関係が彩る女性のものにされた物語。はじめは道徳観念、そこに産業革命が加わり、商業主義に出会う。そして歴史は巡る。読み物としてワクワクしたし初心者にも読みやすかった。針子さんの物語の問題提起が、社会から個人の気遣いに矮小化されるのとか今でもあるやん。19世紀からの衣服の話だけど確かにいまを作る衣服の話でもあり。キレイにまとまってた。2021/01/18

swingswimmer

0
近代アメリカのファッションの勃興とメディアによる普及を通じて、流行を消費する姿勢やファッションと女性の関係がいかに築かれたかを考察する。コピーが容易な装いと民主制の相性の良さ、ファッションだけでなくそれが着られる場面も雑誌やディスプレイによって表象されることでイメージが再生産され、観者に内面化されるという論が特に面白かった。パターンによる「モデルに倣う行為」の習慣化には、「自分の手で作る」というプロセスが寄与する点も多いのではないか…と、『マイ・バースデイ』研究を思い出しつつ考えた。2020/03/30

ツクエカジリ

0
衣服の文化というのが、生理的感覚や個人的な趣味嗜好から離れて、いかに政治的、社会的記号によって規定されているのかというのがよくわかっておもしろい。ま、個人の趣味嗜好でさえも、知らず知らずのうちに記号化されてるんでしょーなー。自分も含め。女性ファッション誌で見かける「1週間着まわしコーデ」みたいな戦略が、近代ファッションの黎明期にもう存在していたのはびっくり。 昨今いわれる「ストーリーマーケティング」も、新しいようで意外と古典的な手法、なのかもなー。2019/08/26

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