出版社内容情報
かくもあいまいな「日本人」の境界を生きる。
「日本人」の境界線はどのように引かれているのか。その境界は、いかに生きられているのか。混血、あいのこ、ハーフ、ミックス、ダブル…ときに侮蔑的な言葉を浴びせられ、差別され、あるときには羨望のまなざしで見つめられながら、「日本人」と「外国人」のはざまを生きてきた人びと。かれらの生きた戦後史と、現代を生きるかれらの生活史をたどることで、もうひとつの「日本」の輪郭線が浮かび上がる。戦後史研究の新たな展開。
下地ローレンス吉孝[シモジローレンスヨシタカ]
著・文・その他
内容説明
「日本人」の境界線はどのように引かれているのか。その境界は、いかに生きられているのか。混血、あいのこ、ハーフ、ミックス、ダブル…ときに侮蔑的な言葉を浴びせられ、差別され、あるときには羨望のまなざしで見つめられながら、「日本人」と「外国人」のはざまを生きてきた人びと。かれらの生きた戦後史と、現代を生きるかれらの生活史をたどることで、もうひとつの「日本」の輪郭線が浮かび上がる。戦後史研究の新たな展開。
目次
第1部 「混血」の戦後史(敗戦と「混血児問題」の時代 一九四五~一九六九年;豊かさと「ハーフ」の時代 一九七〇~一九八九年;「多文化共生」と「ダブル」の時代 一九九〇~二〇〇〇年;「ハーフ」の多様化の時代 二〇一〇年~)
第2部 「混血」の生活史(「あなたはナニジン?」―日常生活における人種経験;「ハーフ」の捉えがたさ;「日本人らしさ」がもたらす人種化の力学―家族・学校・労働・ストリートの現場から;「日本人」と「外国人」に二分される世界を生きる)
著者等紹介
下地ローレンス吉孝[シモジローレンスヨシタカ]
1987年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。専門は社会学・国際社会学。現在、港区立男女平等参画センターに事業コーディネーターとして勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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