出版社内容情報
ル・コルビュジエ、空間論、モダニズム論…建築史の英才・五十嵐太郎の最新論集。
現代建築に埋もれたキー思想を掘り起こし、建築史のカテゴリーの内に当該建築を捉え直し、
その作品のみならず時代の感情を活性化してきた著者。
家は住むための器であるが、住むことを通して家をとなる――、の見地より住居と住むものの相関性にも無関心ではいられず、
その問題の核心が露呈した震災以後の建築のありようにも鋭利な考察を続ける著者の、最新論集。
ル=コルビュジエの精神を鍛え直す!
五十嵐太郎[イガラシタロウ]
著・文・その他
内容説明
世界文化遺産登録のル・コルビュジエ作品群は、絢爛としてわれわれを挑発し続ける―。合理性・機能性に富むデザインばかりか、広大な都市計画も射程に世界を震撼させた「近代建築の原則」の革新性。その大胆でダイナミックな展開を、建築史・建築批評の第一人者が果敢に現場踏査する。
目次
序(ル・コルビュジエは何者だったのか?;ル・コルビュジエと日本)
1 ル・コルビュジエがめざしたもの(歴史の変わり目に飛翔するル・コルビュジエ;都市計画という新しい問題系 ほか)
2 日本のモダニズム(日本の現代建築とル・コルビュジエ;鎌倉近代美術館が誕生した一九五〇年代を振り返る ほか)
3 海外のモダニズム(建築家R氏の部屋―テラーニの現代性わ思考するためのモノローグ;モダン・マスターズ ほか)
4 モダニズム理論とその限界(建築理論の系譜;近代建築を広報した男―ジークフリード・ギーディオン ほか)
著者等紹介
五十嵐太郎[イガラシタロウ]
1967年フランス・パリ生まれ。東京大学工学系大学院建築学専攻修士課程修了。博士(工学)。専攻は建築史。現在、東北大学大学院工学研究科教授。2008年ヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展日本館コミショナーを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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