角川文庫<br> 自民党―金権の構図

角川文庫
自民党―金権の構図

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  • サイズ 文庫判/ページ数 213p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041636015
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0131

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nobody

6
「戦前と全く同じ状況になるとは言えないまでも、金権政治の広がりは議会制度の危機を意味する。このままでは、いずれなんらかの形で、その反動にみまわれることは必至である」。これが本書の結びである。本書の内実も、この通りの雑駁さである。政治内幕ものは常に雑駁である。「数を確保するためには公共事業を特定の地域に絶えず持ち込み、政府補助金をなりふり構わず分捕ること【によって】政治資金と票を集めるという政界の金権構造」というお馴染みの通り一遍の政界汚職構造の解説がある。この【によって】を以下の例文と比べていただきたい。2024/10/20

省事

1
80年代前半までの金権政治エピソード集。選挙費の膨張、国会対策のため賭け麻雀、付け届けなどの形で行われる野党議員への金銭授受、官僚への「謝礼」、内閣機密費と報償費の増大などのエピソードが多々掲載されている。個別の話は戦後政治に関心があれば見たことがあるものだろうが、本書が印象的なのは国会にせよ官僚操縦にせよ、田中角栄がキーマンとして台頭した時に金額が膨張している点をデータで示唆している点である。もちろん田中は金権の創始者ではなく決定的証拠も欠くが、戦後政治の変化や角栄の歴史的位置を考える点でも興味深い。2023/06/30

ゴリゾウ

1
〝カネなしで今日の政治が語れるか〟と豪語する国会議員。消滅した政治倫理審議、金権に汚染された政界の現実を鋭く抉る、毎日新聞政治部が総力をあげた野心作。『カバー』 #15471987/11/01

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