内容説明
放射能を利用する微生物、火星から来た生物、地下三千メートルに棲む線虫…。気鋭の地質学者が、地下生命の謎を解き明かすために行ったさまざまな命がけの調査を、ユーモアを交えつつ語るサイエンス・ノンフィクションの決定版。
目次
序 生物はどこまで存在できるのか
第1章 トライアシック・パーク
第2章 セロ・ネグロの宝
第3章 バイカー、爆弾、デソメーター
第4章 隕石に微生物
第5章 アフリカの奥底の生命
第6章 水と炭素を探す
第7章 地底旅行者
第8章 何度も中断、一度のまぐれ
第9章 氷の下の生命
第10章 地下の線虫
著者等紹介
オンストット,タリス[オンストット,タリス] [Onstott,Tullis C.]
地球科学・環境工学者。プリンストン大学教授。地表下微生物学が専門。『タイム』誌選定の「アメリカの影響力ある人物100」の一人
松浦俊輔[マツウラシュンスケ]
翻訳家、名古屋学芸大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やいっち
27
実際に通して読んでみて、昨日、書いたように、「知られざる地下微生物の世界 ―極限環境に生命の起源と地球外生命を探る」というより、「知られざる地下微生物の世界 ―極限環境に生命の起源と地球外生命を探る研究者たちの日々」と改題したいくらいだった。肝心の「地下微生物の世界 ―極限環境に生命の起源と地球外生命を探る」ことは書いてあるのだが、研究者らの鉱山の深い坑で細心の神経を払って地中(岩などの)サンプルをゲットする苦労ぶりや、研究の成果を発表するに際してのぎりぎりの詰めなどに紛れて、得たいはずの情報が得づらい。2018/03/07
澄
7
【立読】地下生物を探す調査活動。専門用語も多く、ちょっと難しいかも。地下3,000mに三畳紀の生物が現存していること、石油を食す細菌など好奇心をくすぐられる。まだまだ調査途中とのことでこれからの新たな発見が楽しみ。2017/11/12
y
2
地下微生物の世界ももちろんだけど、その研究のためにアプローチする業界や鉱山などの世界も未知なるもので、興味深く読めました。 しかし長い… 読み始めは略語は多いし(略語リストがあります)、全く不案内な言葉も多く、読みきれないのではと心配になりましたが、後半は大好きな微生物が多く登場して、あっという間に読了。もうちょっと微生物の生態にページを割いてほしいと思いました。あと、写真はカラーの方が嬉しいです。2017/12/04
pokuta
2
とりあえず最後まで読んでみた。地底の奥深くや永久凍土に生命がいるか?そこにいるなら火星には?と話が進んでいく。序論と最後の年表を見ておおまかな流れがわかるのが救い。どのように検体を採取してくるか書いてあるがイメージがつかないのでこの手の話は映像で見た方が分かりやすいと思う。専門知識があった方がもっと面白いんだろうな。2017/09/20
takao
1
ふむ2020/11/10
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