出版社内容情報
タハール・ベン・ジェルーン[タハールベンジェルーン]
松葉祥一[マツバショウイチ]
内容説明
「ねえ、パパ。人種差別って何?」自分とは違った人たちとどう向き合うか。10歳の娘メリエムに問いかけられた素朴な疑問に答え、社会精神医学の専門家にしてゴンクール賞作家が、まず父親として、子どもと同じ視点で始める対話。眼前の現実状況から歴史認識まで、「差別」を根本的に問い直す。日本版に際し、新稿「子どもたちの言葉」を書き下ろし。全仏ベストセラー。
目次
メリエムとの対話(ねえパパ、「人種差別」って何?;「優れている」ってどういうこと?;私も人種差別主義者になるかもしれないと思う?;「異なる」って?;脅かされていると感じるのは人種差別主義者の方なの?;「外国人」って何?;勉強したことから人種差別が生まれるかもしれないでしょ…;戦争が起こるのは人種差別主義者のせいなの?;人種差別は、いつもあったの?;人種差別って戦争なの? ほか)
結論
付録 子どもたちの言葉
著者等紹介
ベン・ジェルーン,タハール[ベンジェルーン,タハール] [Ben Jelloun,Tahar]
1944年モロッコ生まれ。母国で哲学の教師を務めたあと、71年パリで社会学、社会精神学を修め、博士号取得。在学中より、詩や小説を発表し、87年には『聖なる夜』でゴンクール賞、2011年の『アラブの春は終わらない』ではレマルク平和賞を受賞。ジャーナリスト・小説家としてアラブ・マグレブ問題には欠かせない存在である
松葉祥一[マツバショウイチ]
1955年生まれ。哲学、倫理学。同志社大学嘱託講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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