列島語り―出雲・遠野・風土記

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列島語り―出雲・遠野・風土記

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  • サイズ B6判/ページ数 235p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791769704
  • NDC分類 382.1
  • Cコード C0039

出版社内容情報



赤坂憲雄[アカサカノリオ]

三浦佑之[ミウラスケユキ]

内容説明

忘れられた日本列島をもとめて。出雲の歴史に古の敗者たちの声を聞き、遠野の伝承に語りのもつ意味を見つめ、風土記から忘れられた人々の息遣いを掘り起す。古代文学者と民俗学者がそれぞれの知見からくりかえし言葉を重ねて生まれた、奇跡のような対談。これはただの対談集ではない。対談のかたちをかりた、大いなる宣言の書。

目次

第1章 出雲は何を問いかけるか(出雲をめぐる連想;海が繋ぐ文化 ほか)
第2章 「遠野物語」と伝承世界(生きられた伝承世界へ;『遠野物語』と『遠野物語拾遺』 ほか)
第3章 死者へむかう物語―鎮魂と和解のための物語論(震災復興から物語のほうへ;『遠野物語』第九九話―死者をめぐる物語 ほか)
第4章 語りの世界を旅する―古事記と風土記から(古事記と日本書紀と風土記;三浦説に対する反応 ほか)
第5章 忘れ去られた海の道(出雲の謎にせまる;船と翡翠 ほか)

著者等紹介

赤坂憲雄[アカサカノリオ]
1953年東京都生まれ。東京大学文学部卒。学習院大学教授・福島県立博物館館長。東北学を提唱し、1999年に雑誌『東北学』を創刊。震災後も、みずからの足で広く被災地をめぐり、精力的に活動をつづけている。2007年『岡本太郎の見た日本』でドゥマゴ文学賞・芸術選奨受賞

三浦佑之[ミウラスケユキ]
1946年三重県生まれ。成城大学文芸学部卒業、同大学院博士課程単位取得退学。古代文学を専攻し、伝承・昔話や地方の言語など多岐にわたり研究。通説にとらわれない論を展開しつづけている。2002年に古老の語り口調で訳した『口語訳古事記』(文藝春秋)で第一回角川財団学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なおこっか

5
『風土記の世界』と連続して読んだので、赤坂先生の更に易しい解説書という感じで楽しく読めた。古事記と遠野物語を『語り→文字化』の視点から同時に話あっても全く無理のないお二方。死者や敗者を悼み、喪失との『和解』(ここで中井久夫先生の思想にも結びつく無尽さ!)のための語り。単なる異譚や昔話カテゴリーではなく、噂話も含めた遠野物語の懐広さ、凄く興味をひかれる。時代遡って古代の、天から降ってくる神の文化と、海からやってくる神の文化は異なる、との説もとても魅力的。海の道が見えないからとてその道が無かったとは言えない。2019/07/15

林克也

1
日本とは、たまたまこの地にあるだけで、民族とか血統とか、必然じゃないんだ。いくつもの日本。で、出雲のパワー、実は今でも蠢いており、そこに戦々恐々とする北方系の種族が暴走するのが、日本の歴史なんだろうな。三浦さんが、「日本書紀は天皇家の歴史が天皇のために書かれているように読める。古事記では天皇に殺された側に焦点をしぼって語られています」と述べている。つまり、日本書紀って、今の産経や読売や日経やNHKのように、時の権力者を操る連中の機関紙のような、偏ったものなんだ、ということが、知識として身に付きました。 2018/02/06

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