出版社内容情報
高山宏[タカヤマヒロシ]
内容説明
不思議の国のアリス最新考察はもとより、20世紀文学から、漱石・川端・乱歩・澁澤やマニエリスム美学、加えて赤塚不二夫ギャグの破壊力まで―。われらの時代の無限で豊かな“知”の饗宴を、熱く濃く展開する。博覧強記の極み、学魔と畏怖される表象文化論の第一人者による、ライフワークの最新成果。
目次
1(パラドクシア・アメリカーナ;Contradictionary ほか)
2(テオーリアの始まりは終わり―漱石『文学論』管見;「尖端的だわね。」―川端康成『浅草紅団』の“目” ほか)
3(オペラティックス―横尾忠則の「美しき手法」;アルス・エルディータ―澁澤龍彦と山口昌男 ほか)
4(「常数」としてのマニエリスム―ホッケ『迷宮としての世界』解題;風流たる花と我思ふ―ホッケ『文学におけるマニエリスム』解題 ほか)
著者等紹介
高山宏[タカヤマヒロシ]
1947年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。現在は大妻女子大学教授。表象文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Akito Yoshiue
7
『ユリイカ』で読んでいた文章が中心だが、まとめて読めるのが幸せ。今作も大満足です。2016/10/31
monado
3
いつもの高山宏といえばその通りなのだが、これまで異常にテクストの快楽があるノリノリの文体でアガりまくれる。 そんなことよりあとがきに自分がでてきてびっくりした。2016/11/03
amanon
2
先に読んだ著者の著作とかなり内容が被るものの、その良い意味でのケレンミ溢れた軽妙な文体に引き込まれて、ついつい読み進めてしまう。還暦を過ぎたとは思えない、瑞々しく、かつ挑発的な語り口には、この人にはもっと旺盛な著作活動を続けてほしいと思わされる。ただ、本書を詠んでも、著者が信奉するマニエリスムが具体的にどのようなものか?はついに理解できなかったけれど(苦笑)。後、個人的には少なからず物故した人達への言及が目につくのが、何となく気になってしまう。それから、改めてホッケの『迷宮としての世界』を読みたくなた。2017/02/20
保山ひャン
1
ユリイカに掲載された文章を中心に編まれた本で、何年も前から予告だけされている「アリスに驚け」とは別物らしい。テーブル、庭園、マニエリスム、英文学、源内、水族館劇場。もっと多くの本を読み、いろんなものを見に行きたくなる悪魔のような本だった。2017/04/15