出版社内容情報
日本が抱える問題のすべてがここにある。日本は格差社会である。そして、もう一方で超高齢化社会でもある。この二つがあわさったとき、おそろしい「老老格差」社会は出現した。それは決して当事者のせいで起こるのではない。そこには、教育、雇用、社会保障、ジェンダー、結婚、中央と地方、医療と介護といったあらゆる問題がかかわっているのだ。もはや他人事ではない。わたしたちがこの不平等で不公平な社会を生きぬくための経済学の挑戦。
内容説明
「老老格差」は決して当事者のせいで起こるのではない。そこには、教育、雇用、社会保障、ジェンダー、結婚、中央と地方、医療と介護といったあらゆる問題がかわっている。日本を代表する経済学者があまたのデータや統計を駆使して格差問題に挑む。
目次
第1部 高齢者の経済学事始(高齢者の所得格差は本当に拡大しているのか;格差を生み出すもの―教育、職業、賃金、貯蓄、結婚;格差の世代間移転;熟年離婚は勧められるか)
第2部 社会保障と老老格差(高齢者における医療保険と健康格差;介護にまつわる格差;年金にまつわる格差;孤独死と自殺という悲劇)
第3部 老老格差を是正するために(本書で分かったことと政策論議;老老格差を是正する政策;世代間格差、世代間抗争にどう対処したらよいか)
著者等紹介
橘木俊詔[タチバナキトシアキ]
1943年兵庫県生まれ。京都大学名誉教授。京都女子大学客員教授。小樽商科大学商学部卒業。大阪大学大学院修士課程修了。ジョンズ・ホプキンス大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。フランス、アメリカ、イギリス、ドイツでの研究職・教育職、京都大学教授、同志社大学教授などを歴任。専門は労働経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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