出版社内容情報
ヨハンネス・ファブリキウス[ヨハンネス ファブリキウス]
大瀧啓裕[オオタキケイスケ]
内容説明
古代・中世を経て現代に至る、ヨーロッパ文明の地下水脈に人類の秘められた、夢と象徴の元型をさぐる。―近代知が見失ってきた魂の救済や生命の蘇生などをめぐる、中世の壮大かつ豊饒な知の体系を、精神分析学の成果を駆使して、深層から掘り起こし平明に解き明かした、錬金術研究の決定版。
目次
中世のサブカルチャーの古代の源泉
第一資料 作業の開始
最初あるいは地上での再誕の精神外傷
最初の結合―地上での再誕
ニグレド―「黒」の死と腐敗
アルベド―清めの白色化作業
第二あるいは月の再誕の精神外傷
第二の結合 月の再誕
キトリニタス―「黄色」の死と腐敗
第三あるいは太陽の再誕外傷
第三の結合 太陽の再誕
ルベド「赤」の死と腐敗
死の精神外傷 第四の結合
大いなる石あるいは宇宙の石の再生
サイケデリック心理学 新しい錬金術