出版社内容情報
ベストセラー『<わたし>はどこにあるのか』の著者マイケル・S・ガザニガ初の自伝!!認知神経科学の創出、右脳と左脳の役割の発見など輝かしい経歴に彩られた著者が自らの研究と生涯をふり返る。脳科学の第一人者による貴重な歴史的証言にあふれた初の自伝。序文=スティーブン・ピンカー
内容説明
“わたし”はどこにいるのか。認知神経科学の創出、右脳と左脳の役割の発見など輝かしい経歴に彩られた著者が、自らの研究と生涯をふり返る。脳科学の第一人者による貴重な歴史的証言に満ちあふれた初の自伝。
目次
第1部 脳を発見する(科学に飛び込む;分離された心を発見する;脳のモールス信号を探し求めて)
第2部 近くて遠い二つの半球(モジュールの正体を明らかにする;脳の画像化で分離脳手術を検証する;やはり分離していた)
第3部 進化と統合(右脳には言いたいことがある;豪奢な暮らしと奉仕への誘い)
第4部 脳の階層(階層と力学 新しい展望を求めて)
著者等紹介
ガザニガ,マイケル・S.[ガザニガ,マイケルS.] [Gazzaniga,Michael S.]
1939年生まれ。カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授(心理学)
小野木明恵[オノキアキエ]
翻訳家。大阪外国語大学英語学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Koichiro Minematsu
56
認知神経科学の生みの親、マイケル・S・ガザニガ氏の50年に渡る脳研究の回顧録。右脳・左脳ブームを起こした分離脳の研究史とも言える。二つの心がどのように一つにまとまり「自分」という主体性が生まれているのか。決定的なことは未だ未解明だが、だからこそ脳研究にはまだまだ膨大な不思議がある。2021/05/05
GASHOW
9
右脳と左脳には特徴があることは知られているかもしれない。右脳は言葉を持たず左脳と脳梁が繋がってなければ、見たことを話すことができないし、見えてないものを創作して話す。 脳のてっぺんはかなり大事な部位だ。自我は、前で、きおは脇で視覚は後ろ。右目で本を読めれば左脳にダイレクトに伝わるので得だ。右目が白内障で文字を拾えないので右脳で読むという無駄なことをしていると感じた。2017/12/11
ばにき
2
この分野の著名人の名前が出てくるのが楽しい。ガザニガ自身にはノーベル賞を与えられなかったのは不思議な気もした。2019/12/28
Mark.jr
1
右脳左脳の概念を提示し、認知神経科学の父のような存在であるM ichael Gazzaniga。本書はその回想録になります。著者の錚々たるメンツにからなる幅広い交遊関係もさることながら。猿から実際の患者を扱った実験の様子などが、ユーモアを交えて書かれており、見所は多いです。2021/01/21
Yoshi
0
ガザニガ先生の伝記。周囲に有名人がたくさんいて、すごいと思った。2023/06/02
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