出版社内容情報
世界的なロングセラー『夜と霧』や『死と愛』で知られるヴィクトール・フランクル。日本でも1950年代の初訳から長きにわたって読み継がれてきた。そして3・11以降、あらためてその言葉と思想に深い関心が向けられ、多くの読者が手に取るようになった。本書は、フランクル独自のロゴセラピーを自ら解説。臨床現場での経験から、魂の真の癒しとは何かに迫る。
内容説明
それでも人生を肯定するために。ホロコーストからの生還という過酷な体験から、フロイト、アドラーを凌駕する心理療法ロゴセラピーを生み出したフランクルが魂の真の癒しとは何かを語る。
目次
序論 心理療法の現在とロゴセラピー
第1部 ロゴセラピーの思想(心理療法の臨床的影響;自己超越性について;意味の意味とは)
第2部 ロゴセラピーの実践(実存的空虚感;ロゴセラピーの技法;医療による精神的援助)
結論 意味の重要性
著者等紹介
フランクル,ヴィクトール・エミール[フランクル,ヴィクトールエミール] [Frankl,Viktor Emil]
ウィーン大学医学部の神経学と精神医学の教授を務めた。また25年間にわたってウィーン神経学ポリクリニック市立総合病院の部長職にあった。「ロゴセラピー(実存分析)」は「心理療法のウィーン第三学派」として知られるようになる。ハーバード大学、スタンフォード大学、ダラス大学、ピッツバーグ大学で客員教授として、さらにはカリフォルニア州サンディエゴにあるアメリカ合衆国国際大学のロゴセラピー特別教授とシて招聘された。1905年生まれ
広岡義之[ヒロオカヨシユキ]
1958年生まれ。関西学院大学大学院文学研究科博士課程満期退学。神戸親和女子大学発達教育学部児童教育学科教授。専門は教育学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。