出版社内容情報
インターネットの登場で私たちは何を獲得し、何を失ってしまったのか。インターネットの登場は、常につながっている状態――オンライン状態(常時接続状態)――という変革を人類にもたらした。それは私たちの日常をどう変えたのか。もはやインターネットやSNS、ツイッターがない状態など考えられない現在、ネット以前をどのように考えることができるのか、そしてオンライン状態をいかに生き抜くことができるのか。脳科学、心理学、文学、ジャーナリズムといったさまざまな視座から、現在の状況を歴史的脈絡におきながら、世界のなかで失ってはいけないものを探す旅。カナダで最も歴史と権威ある賞、Governor General's Literary Award ノンフィクション部門受賞作品。
内容説明
一日中メールの受信箱をチェックし、セックスの相手を出会い系サイトで探し、知らないことはウィキペディアで調べ、遠くの国の大学の講義を動画でみて学位を取る。人類がみんなデジタルネイティブになる前に、わたしたちが忘れてしまったものを探す旅。
目次
第1部 集合(入れ替わり;今どきの子;告白;みんなの意見;本物らしさ)
第2部 切断(注目!;記憶(優れた誤り)
結合
いなくなる方法)
著者等紹介
ハリス,マイケル[ハリス,マイケル] [Harris,Michael]
カナダ・トロントのジャーナリスト。『Vancouver magazine』などの編集者を経て、テクノロジーや芸術、サブカルチャーなど多岐にわたって執筆。『オンライン・バカ―常時接続の世界がわたしたちにしていること』が初の著書
松浦俊輔[マツウラシュンスケ]
翻訳家。名古屋学芸大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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阿部義彦
はすのこ
Gamemaker_K
nizimasu
まる@珈琲読書