出版社内容情報
敗戦からの復興後も、私たちは戦争・環境破壊・災害などによる「終末」以後の光景を繰り返し幻視しつづけてきた――。戦後の歩みの全貌を「終末カルチャー」の歴史として描き出す、日本文化論の新たなる決定版!【取り上げる主な作品など】ゴジラ 『日本沈没』 『ノストラダムスの大予言』『漂流教室』 『宇宙戦艦ヤマト』『危険な話』 『世界の終りとハードボイルドワンダーランド』『AKIRA』 『風の谷のナウシカ』『完全自殺マニュアル』 オウム真理教 『新世紀エヴァンゲリオン』『新・ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論』『虐殺器官』 セカイ系 「希望は、戦争」『進撃の巨人』 『永遠の0』 SEKAI NO OWARI……
内容説明
敗戦からの復興後も、私たちは戦争・環境破壊・災害などによる「終末」以後の光景を繰り返し幻視しつづけてきた―。戦後の歩みの全貌を「終末カルチャー」の歴史として描き出す、日本文化論の新たなる決定版!
目次
序章 一九七五年以後―終末から再生へ
第1章 一九七〇年代―終末カルチャーの成立
第2章 一九八〇年代―プレイグラウンドとしての廃墟
第3章 一九九〇年代―安全神話の崩壊
第4章 二〇〇〇年代―聖域なき新しい戦争
第5章 二〇一〇年代―再び、終末から再生へ
著者等紹介
円堂都司昭[エンドウトシアキ]
1963年生まれ。文芸・音楽評論家。1999年、「シングル・ルームとテーマパーク―綾辻行人『館』論」で第6回創元推理評論賞を受賞。2009年、『「謎」の解像度―ウェブ時代の本格ミステリ』(光文社)で第62回日本推理作家協会賞と第9回本格ミステリ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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