出版社内容情報
人類は地球上から暴力を根絶し、平和に向かうことができるのか?7000年の歴史を駆け抜ける、前代未聞の知の冒険!!人間の攻撃性を生み出す内なる「悪魔」と、暴力を回避する内なる「天使」の正体とは――。先史時代から現代にいたるまでの人類の歴史を通観しながら、神経生物学などの多様なアプローチで、暴力をめぐる人間の本性を精緻に分析。『言語を生みだす本能』『心の仕組み』『人間の本性を考える』などで知られる心理学の世界的権威が、これまでの知見を総動員し、壮大なスケールで大胆な仮説を提示する、未来の希望の書!!
内容説明
にわかに信じがたいかもしれないが、私たちは人類史上最も平和な時代に生きている。日々世界で起きる紛争・殺戮の報道を尻目に、じつは暴力は日に日に減っているのだ―。人類史の膨大な例証と、意識進化の仮説から導き出された、暴力の減衰は平和の招来という驚くべきヴィジョン。7000年の歴史を駆け抜ける前代未聞の知の冒険。人類の未来に向けた希望の書。
目次
第7章 権利革命
第8章 内なる悪魔
第9章 善なる天使
第10章 天使の翼に乗って
著者等紹介
ピンカー,スティーブン[ピンカー,スティーブン] [Pinker,Steven]
認知科学者、進化心理学者。ハーバード大学心理学教授。ヒトの言語獲得や脳機能としての言語能力について従来の説をこえて、「本能」あるいは生物的適応であるという新説を唱え衝撃を与える。ダニエル・デネットらとともに意識の進化を研究する最先端の論者。2004年に「タイム」誌の「世界で最も影響力のある100人」のひとりに選ばれた
幾島幸子[イクシマサチコ]
翻訳家。早稲田大学政経学部卒業
塩原通緒[シオバラミチオ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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