哲学者、競馬場へ行く―賭博哲学の挑戦

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哲学者、競馬場へ行く―賭博哲学の挑戦

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  • サイズ B6判/ページ数 263,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791768332
  • NDC分類 788.5
  • Cコード C0010

内容説明

大学で西洋哲学を教えるその男は、今週もまた競馬場へと足を運ぶ。春の桜花賞、伝統の天皇賞、一生に一度の東京優駿、夢と現実のジャパンカップ、年末の有馬記念、そして凱旋門賞…。現代思想の最前線は競馬場にもあると信じる哲学者による、異色にして唯一の競馬「哲学」。

目次

桜花賞―ワンダーパヒューム
皐月賞―サニーブライアン
天皇賞・春―メジロマックイーン
NHKマイルカップ―キングカメハメハ
ヴィクトリアマイル―アパパネ
優駿牝馬―エイシンサニー
東京優駿―キズナ
安田記念―オグリキャップ
宝塚記念―ナカヤマフェスタ
秋華賞―ファビラスラフイン〔ほか〕

著者等紹介

檜垣立哉[ヒガキタツヤ]
1964年埼玉県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中途退学。大阪大学大学院人間科学研究科教授。専攻は現代フランス哲学・日本哲学・生命論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kenitirokikuti

6
図書館にて。図書館のスポーツ、競馬の棚で手にした。著者は阪大院の仏・日哲学の教授。西田やベルグソンの生命論とかそのへんらしい。本書は現代思想寄りではなく、競馬エッセイである▲著者は1990年前後のオグリキャップ世代。かつてレースの記録映像は単なるスケジュール順に排列されていたが、トライアルからGⅠへ路線別に整理されるようになった。博打競馬のスポーツ化が進んだ▲競馬のグローカル化。北米はダート、欧州は重い芝、日本は固い芝(陸上競技っぽいてことかな?)。2021/05/20

百木

2
冒頭から競馬メディアの編集における文脈の強制といういかにも学者らしい指摘から始まるので面白く一気に引き込まれた。恣意的に路線毎の編集をされたものは「意識(うまいこと言葉を選べないが)→レース」という順になり、時系列順に流れるレースから季節の移ろい等を感じることは「レース→意識」という順になる。だからこそ後者の感覚で各章「そのレースにとって象徴的な馬」という選定なんだろうと感じた。賭博は社会学的にも面白いテーマだと思うしジンメルを引いて説明した賭博についての考察のようなところはもっと読みたいと思った。2017/04/15

とまる

2
檜垣さん=哲学の先生!というイメージしか無かったので、哲学の予備知識が無いと読めないヤツか?と警戒していた。が、全くの杞憂に終わった。いかに競馬が好きか(そしてシンポジウムはそれで大丈夫だったのか…)が素直に入ってくる。皐速、ダ運、菊強!とよく言うけれど「桜花は儚い馬が勝つ」話、結構好きかもしれない。当たれ当たれと思うはずなのに、初めから当たりが保証されていると魅力激減なんて競馬は恋のよう。冒頭のメディアの変化で並べ替えられ整理されてしまった時間軸の話、たしかに。なるほどなと思える。2015/03/20

ja^2

2
私自身は、競馬にはほとんど興味がない。一方、哲学には多少なりとも関心があって、たまに哲学に関する本を読むのだが、難しくて正直なところほとんど理解できない。▼そんな私が、この本を手に取ったのは、我が家の愚女が競馬を趣味としていることがおそらく関係している。要するに、娘とのコミュニケーションに役立てばと思ったのである。▼なにしろ、私はこれを読んで初めて、競馬というものがレース毎に距離が違うということを知ったのだ。欲を言えば、単なる競馬歳時記ではなく、賭博哲学を通した記述がもっとあればよかったのにと思う。2015/03/14

endormeuse

1
本文の大部分は端正で外連味のない競走馬評であり、賭博哲学の挑戦という副題は誇大の誹りは免れないとは思うものの、しかしそのオーソドックスな競馬解説の領分を踏み越えるところの、ごく私的な(同時に多分にベルクソニアン-ドゥルージアン的な)、時間あるいは記憶をめぐる心情吐露にも似た一節には、奇妙なくらいグッとくるものがある。何もかもが忘却に沈みゆく生の様態において、それぞれのレースに魅せられた記憶だけが、無文脈な断片としてその痕跡を留め続けること・・・2021/04/15

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